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株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

買取転売で生き残る秘訣

2007年12月25日 | 不動産業界
一口に不動産と言っても色んな会社があります。 
 
売買を主体にしている会社や賃貸を主体にしている会社 
 
また同じ売買中心でも 
 
自社物件を売却する会社と仲介を主体とする会社に分かれます。 
 
で今日私が取り上げたいのが 
 
自社物件を仕入れててそれを販売するいわゆる買取り業者です。 
 
私は、以前社員が少なかった頃 
 
この不動産の買い取り転売をたくさん行いました。 
 
でも今 
 
当社はほとんど買取転売を行っていません。 
 
そして 
 
そのような転身をしたのには大きな理由があるのです。 
 
その理由 
 
明快です 
 
買取業者はほとんどが潰れていくからです。 
 
長年、この業界に身を置いて私はたくさんの買い取り業者が消え去りいくのを見ました。 
 
そしてその様子を観察した結果 
 
会社を大きくして長く継続させるためには 
 
買取転売はキッパリやめるべきだと判断したのです。 
 
 
ではなぜ買取業者が潰れていくのか? 
 
それは 
 
長く生き残ってる僅かな買取業者を見ればよく分ります。 
 
ではどんな会社が買い取りを主体にしながら生き残っているか? 
 
それはほとんどの場合営業マンを抱えない、社長一人でやっている会社です。 
 
つまり 
 
社員をたくさん抱えて 
 
買取転売で長く続く会社はほとんどないのです。 
 
 
この買取業者がなぜ続かないのか 
 
明確な構造的理由があります。 
 
長くなりますのでここでは詳しくは書けませんが 
 
営業マンの皆さんは 
 
自分の会社が急成長したら 
 
売上が伸びた事を喜んでいてはいけませんよ。 
 
あくまで気にしなければいけないのは 
 
利益と借入金 
 
利益を生まないのに借入金だけ増えれば 
 
その先には崖が待っています。 
 
 
でも 
 
誰でも分かるこの原則から 
 
不思議なことに 
 
経営者も銀行も 
 
目を反らすのです。 
 
なぜ? 
 
実は 
 
銀行のお金は 
 
誰のお金でもないからです。 
 
銀行マンは 
 
借入金が滞れば大慌てしますが 
 
実は彼らが恐れるのは 
 
銀行が失うであろう貸付金ではありません。 
 
その事により 
 
少し銀行内での自分の立場が悪くなる 
 
そんな程度なんです。 
 
 
もうすぐ今年も終わります。 
 
どうやら来年は 
 
また違う風が吹きそうです。 
 
 
皆さん 
 
備えを 
 
急ぎましょう 
 
コメント
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