気紛れ貴婦人願望バーバの徒然草~カムイミンタラに憧れ、悠々自適人になりたい

ご訪問いただきありがとうございます。安政の探検家松浦武四郎足跡を訪ね、音楽と自然、いにしえのロマンを愛する旅人です。

厚真 冨里の松浦武四郎の歌碑 2011年6月3日

2013-04-26 13:40:00 | 旅行
6月2日の宿泊ホテル「ユンニの湯」を出発して国道234号線を早来方面に向かった。厚真の冨里にある
「松浦武四郎の歌碑」を訪ねるためである。この碑は数年前に厚真の温泉や「雪だるま」を全国に発送していることでも知られている郵便局やはやきた町民の森を歩く旅で、行った時、宿泊した温泉の方に「松浦武四郎の碑」があるはずなんですが・・・と尋ねた。
松浦武四郎の足跡はあまり知られておらず、不明。廃校になった幌里小学校跡の大きな楡の木があると教えていただき、
その所まで行った。その他、スケートの橋本聖子ドームがあった。厚真は再訪です。
2007年9月26日に訪ねた際の写真 
 樹齢450年のハルニレ     
説明板には『北海道は昭和48年に開拓記念の木として保存樹木に指定』と記載されている。
今度は、詳細が分かり、国道234号から道道10号に進み、新町という所を左折して一般道235号を進む。
小雨になっていたが、丁度、道路工事の作業中のところに石碑があった。ようやくお目にかかれた碑である。しかし詩が刻まれる文字は薄くなって
読めない状態であった。しかし、松浦武四郎著の「東蝦夷日誌」(私の参考書中の一冊吉田常吉編のもの)にはその歌が書かれている。
   松浦武四郎の詩『えみしらも 志らぬ 深山に
                分けいれば まようべき道だにもなし 』

まつうら橋と歌碑の全景  
 歌碑 松浦武四郎の名が付いている橋 
松浦武四郎は安政五年、六月廿一日、教導を頼む。アツマは同署乙名板茂(トンニカ村エカシュ)ムカワ(鵡川)の事は板右衛門
ホベツ(穂別)より上はイクラムなどの両人を召連出立。馬にて東岸を上る・・・と武四郎は記録している。
 アツマについては『アツマ(厚真)(川有、幅三十間餘、船渡、夷家三軒)にえ屋某給休なりしと。昔モモカと云獣が
游ぎせしを以て・・・アツは獣の事にて、マは渡る義也と』とある。
また、トンニカ村に宿泊したときに、『夜、犬二匹、頻に鼻を鳴らし来ると。其犬と共にエカシコム弓を持て走り行きしが、
直ちに鹿二頭を得て帰れり。是は皆粟畑え来る也と。鳴けば去る故、鳴かずに来る也と。實に能く馴らし』と感心している。なるほど・・・
犬が吠えると鹿などが逃げてしまい、狩猟の役割としては吠えないで、主に教えるという賢い躾に武四郎も感嘆したということですね。


追記(余談・・・)2013年4月27日
  松浦武四郎の名前が付いている地域の施設は厚真の「まつうら橋」の他、釧路市の松浦郵便局、そのほか厚真では最近「武四郎饅頭」を作っている店があると
  テレビで報じていた。店の方は三重県のご出身とか・・・。(松浦武四郎は三重県の出身)これも北海道での松浦武四郎への功労をたたえての事かと私はフアンの一人として喜んでいる。

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