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ご訪問いただきありがとうございます。安政の探検家松浦武四郎足跡を訪ね、音楽と自然、いにしえのロマンを愛する旅人です。

史跡旅:野幌の北海道開拓の村(その1)旧開拓使札幌本庁舎など

2018-07-25 16:10:49 | 日記
2018年7月20日、北海道博物館の松浦武四郎特別展」を見学の後、北海道開基100年記念塔の見て開拓の村に向かいました。
 百年記念塔は昭和43年(1968)北海道開基100年を記念して着工され、翌年完成したという。現在は老朽化して中には立ち入りが出来ません。
記念塔

開拓の村は明治、大正、昭和の初期の3つの時代にかけて北海道の開拓時代の産業と生活・文化を伝える歴史的建造物を全道各地から一九、復元し保存している。
村内は市街地・農村・山村・漁村のエリアに分け、当時の情景を再現しているというレトロな村。
夏は馬車鉄道、冬は馬橇で巡るのもいいとのこと。
案内図

入り口は旧札幌停車場の建物が管理棟になっている。個人的ですが印象に残った主な建造物。
(1)旧札幌停車場

(2)旧開拓使札幌本庁舎

入村してすぐ目につくのが、左側にある旧開拓使札幌本庁舎。白とグリーンのモダンな雰囲気。
明治6年(1873)に建てられ、再現したもの。


(3)旧開拓使爾志通洋造家(白官舎)
明治11年(1878)開拓使の感謝として建てられた。アメリカ中西部の建築様式を模範として外観は様式だが、内部は畳敷きの和洋折衷。外観の白ペンキが塗られていたことから俗称「白官舎」と言われていたようです。


(4)旧浦河支庁庁舎
 ピンクの美しい建物。
明治30年(1897)北海道道庁が郡区役所を廃止し、支庁制度を設けた結果浦河支庁が置かれた。建物は大正8年(1919)浦河村および道庁の費用で建築されたもの。

(5)南一条巡査派出所
明治18年(1885)、札幌創成橋の脇に最初に建てられた交番。木造だったのが、その後個人の篤志寄附で建て替えられたもの。

(6)旧青山漁家住宅
説明版には「安政6年(1859)に山形県から渡道し、小樽沿岸を中心に鰊建網などを経営した漁家。番屋をはじめ、網倉、船倉のほか海産物干場、船入間など多くの施設、設備を必要とした。
鰊猟場の建物がこのように集約的に保存されている所は少なく、貴重な文化遺産の一つであると説明がある。

(7)漁網のつくろいの実演風景
 実際にご婦人が網をつくろっていた。声をかけて伺うと「漁師さんがいたので、教えてもらいました」とのこと。

(8)馬車鉄道の車庫
村内には馬車鉄道が運行しており、村の中央部にレールが敷かれている。ソーケッシュオマベツ駅逓の方まで往来している。

馬車の運行風景

業務を終えた馬さん・・・この日の札幌は30度、ご苦労様。(人間も暑さでグッタリ・・・しそう)

(9)旧ソーケッシュオマベツ駅逓所と説明版


この駅逓は喜茂別の史跡巡りで訪ねたが、開拓の村に移設されているので、この村を訪ねた目的の一つでもある。

夷茂別館跡村と徳舜瞥村(現在の大滝)の中間地点で、明治42年(1909)から昭和9年(1934)まで営業していた官制駅逓所。他に現存するものが少ない。
駅逓は荷物の搬送や郵便、宿泊などの営業を行い北海道の発展に大きな役割を果たしていた。

(10)ソーケッシュオマベツ駅逓所の厩舎
 駅逓では、人家の持つの運搬、農作業に馬が遣われていたので、付属する建物として厩舎(馬小屋)が設けられていた。


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