気紛れ貴婦人願望バーバの徒然草~カムイミンタラに憧れ、悠々自適人になりたい

ご訪問いただきありがとうございます。安政の探検家松浦武四郎足跡を訪ね、音楽と自然、いにしえのロマンを愛する旅人です。

菅江真澄和歌シリーズ:熊石町泊川や太田神社の歌碑など

2018-01-20 18:53:17 | 旅行
熊石町泊川は渡島半島日本海側国道229号線を江差方面から北上し、泊川小学校を過ぎ、熊石消防署相沼、泊川分遣所の建物の横、海側の広場にある。
 歌碑は逆光で読み難いが
『五月雨の はれまもとめて 海士の子が かわめかし干す浦の まさごち  菅江真澄』とある。

裏書には
「泊川に逗留しながら、紀行文としてあらわした「蝦夷喧辞瓣(えみしのさえき)」に大田山詣での帰路、相沼川の増水による川止めと真澄自身の風邪という事情から、五月九日から二十三日までの十五日間ここ泊川に逗留した折りに読んだ浜風景の歌である。・・・郷土の文化遺産と、泊川小学校の卒業生がこの歌碑を建立したという内容であった。

太田神社では
鳥居の横と村社前に松浦武四郎の歌碑と並んで建てられている。
 太田神社横の歌碑
『行くやらで ここにくれなば 苺むしろしきて 太田山の花のしたふし  寛政元年(一七八九) 菅江真澄 句』

村社拝殿横の歌碑
『雲のうち 三のみのりを 鳴くとりの こゑかすかなる 山のたかけん』

あわび山荘のホテル玄関前にある歌碑
『めずらしな 五月のけふの 花ざかり いすれあやめの 匂ふなるらん 寛政元年(一七八九) 菅江真澄 句』

説明版
『旧暦四月二十九日=五月七日まで久遠大政町)に滞在し、紀行文「えみしのさえき」の中に句を記しています。』

親子熊の国道側にひっそりと菅江真澄の歌碑が立ってある。
奇岩 親小熊

歌碑
『さみだれの雨の 晴間に みね麓かかるもあやし 花のしら雪』

国道229号線宮野から277号線をせたな方面に進むと「秘湯臼別温泉」がある。分岐点には案内板があるが、結構山道を進む。このような遠いところまで菅江真澄は歩いてきたのか、馬に乗ってきたのか・・・温泉に入っている。
彼はここでも歌を詠んだ。(歌碑はないが、伝説の説明版の中に記載されている。
彼はこの温泉について
『二十尋ばかりの高い岩にかかって滝のように落ち流れる湯、小屋も無、自然に出た温泉、熱さが身に染みるような湯』とこの歌を詠んだ
『 いずる湯の けぶりの末に さく花や こずゑは はるの色にかすみて』
 
今の臼別温泉
  

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