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Brokenhearted Valentine

2015年02月14日 | sweet & bitter story
今日は特異なバレンタインディだった。
でもある意味、
ほんとぉの、
バレンタインディ、と言えるのかも、
しれない。


訳あって、

失恋してしまって
とてもとても辛い状況にある
私よりずいぶん若い男性に会うことになった。


ぽつりぽつり話してくれる、
その言葉ひとつひとつに、
共感。



私も
彼も
”好き”って、スゴいこと、だよね。と言った。


そこで、2人で、うなづいた。
そして、暫く、黙った。

この”間”は、
もう、やるせないくらい
”好き”の
パワーと破壊力を知ってる人にしか、
わかって貰えないんだろうな。

って、笑えるくらい、
自分のココロを覗く時間となった。



どんな辛い仕事だって、頑張れる。
どんな長い時間だって、働ける。
たった一言、好きって言ってもらえることが
宝石みたいに
キラキラココロの中でずっと輝きをくれる。

でも、それを喪うと

カラダが、自分のものとは思えないくらい、
動かない、動けない、
ココロも、頭も、ぼかっと穴が開いたみたいに
なって、

お日様も煩わしいし、
音楽も聴きたくないし、

昼も
夜も
その長すぎる”時”を生きていくのが
辛くて、辛くて、たまんなくなる。





ふられちゃいましたよ~

って、笑って言えた昔の自分が
懐かしいですよ、と彼。

本気で、誰かを好きになるのと、
遊びで、誰かと騙し合いするのと、

全然、違いますね、と彼。

なんか、
男性からこういう言葉が聞けて、
私はどこかで、ホッとした。







別れ際、
”私からで、悪いけど…”といいながら、
私の好きなladerachのchocolateを
彼に渡した。

辛そうな、彼の顔が少し緩んで
笑顔がのぞいた。

chocolateの、
Valentineの、魔法だ。


私は
彼を慰めるつもりだったのだけれど
彼の
言葉ひとつひとつ、
私が聴きたかった言葉たちだったのではないか、
と。

なんだか可笑しいけど
私が彼に癒されてる気さえ、した。

そして、

カラン

って、音とともに
ココロの中で
私はあることが
腑に落ちた。







自分の良さをわかってくれる人だけに
ついていけばいい。

自分を大切って思ってくれる人を
私も大事にすればいい。


夕方、
夕食の支度をし始める時に、
息子にmailした。

”夕ご飯は何がいい?これから作るから
何かあれば、すぐ返事ください”

”蕎麦かうどん。あったかいやつ、ね。”

と、すぐ返信が届いた。

”オッケー。早く帰っていらっしゃい。”


そんな会話の中に
愛を感じた。


今日の、特異なバレンタインディは
ほんとの、愛を感じる
ちょっとした、
小旅行と、なった。









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