おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

農家の台所@恵比寿

2010年01月08日 07時01分51秒 | 有機農業
 一昨日、久しぶりに大学時代の友人に会い、ご飯を食べに行った。僕も含め3人とも農業・環境関係の仕事についている。連れていってもらった夕飯のセレクトもそんな感じのところ。恵比寿にある「農家の台所」というレストランだ。

 普段、9割以上、居酒屋しか行かないので、久々にレストランというか、お酒を「飲みにいく」という感じではなく、「ご飯を食べにいく」という夜だった。

 農家の台所は、かの有名な、最近、農業に参入し色々とメディアにも取り上げられている高橋がなり氏主宰の国立ファームが運営している。3店舗あるらしく、国立、恵比寿、新宿3丁目にある。お金ありますね。

 食材もそれになりのこだわりがあり、キャッチフレーズは「野菜のためのレストラン」。そして、「ニッポンの篤農家から直送で届く旬の野菜たち」。無農薬や減農薬、有機栽培をメインに全国から選りすぐりの食材を集めている。

 お店の入口には野菜や加工品販売コーナーが設けられており、店内は厨房を見渡せるカウンター席、2階にも樽の形をした個室スペースのようなものがあった。お客は、若い女性、カップル、僕らみたいなむさくるしく男3人と様々。女性が多かったですかね。
 
 しかも生産者の垂れ幕のような大きな写真、選挙ポスター風の写真がずっらっと飾ってあり、以前群馬に行ったときにお話を聞いた農家の写真まであるではないか。これはインパクト大だ。根菜名人党みたいに党の名前まで付いている。キャッチフレーズもあり、「稲作はやめた。レンコン一筋30年」みたいに。ユーモアたっぷり。

 ディナーは、野菜、肉、魚の割合で決めることができ、それぞれの比率が、10:0:0、6:2:2、4:3:3と分かれている。好みによってその割合を選ぶことができ、3,800円、4,800円、5,800円とコースの値段設定がされている。なかなか斬新なメニューでした。今は、ローフードだとかベジタリアンが増えているので、こういうのもありかなという感じ。

    

 やっぱ、携帯が古いのか、携帯で撮る写真はぼけてしまう。もう5年も使用しているのでしょうがない。8種類の料理からなるコースだ。前菜からデザートまで、いたれりつくせり、こんなディナーは久々だ。いつもよりもビールがおいしく感じてしまう。

    

 なんといってもサラダバーがあるのがうれしい。人参、キャベツ、サラダホウレンソウ、大根、カブ、レタスなど10種類くらいあったかな。サラダはとり放題、食べ放題。ドレッシングも3種類ある。

     

 山芋やイチゴを混ぜ合わせたという野菜ジュース。これはおいしかった。意外な組み合わせなのに、絶妙な味。一口サイズがピッタリだった。

     

 そしてポトフ。人参の下にあるのはサトイモの一種で、名前を忘れてしまったが、東京でとれる地元野菜みたい。あー思い出せない。最初はお正月だからブリだと思ってしまったが、食べてみるとお芋だ。普通のサトイモよりも、パサパサしている感じ。料理には地元野菜をよく使っていた。

 ここからはお酒が入り、写真は撮らなかったが、入口付近の加工品・野菜売り場の様子。

     

 珍しい野菜はたくさん並んでました。マイクロトマトや黄色いトマト、アイスプラントとか。正直、見たことないものが多かった。 

 といった感じで、農家のレストランを堪能した。今、こういうお店いっぱいあるけど、お店によって見せ方も売りも様々だ。貧乏なので3800円コースだったが、それでも十分満足がいく内容だった。

 ぜひ一度行ってみると、野菜のことを色々考えながら、話しながら味わうことができるだろう。野菜について尋ねると、店員さんも親切に応えてくれる。もうちょいメニューを詳しく載せてくれるとうれしいかなとも思うが、これも店員に話しかけるように仕向ける作戦か。
 
 農家の台所のHPはこちら→http://www.noukanodaidokoro.com/

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