サイハイラン(采配蘭)
<ラン科サイハイラン属>
山地の木陰に生える多年草。
長さ3センチほどの淡緑色~紅紫色の花が10個~20個つく。
花は最盛期には横を向くが、
その後下向きに垂れる。
花茎の高さは30~50センチ。
葉は長さ15~50センチの先の尖った長楕円形。
(画像ではもう枯れている)
地下茎に、茎の一分が肥大した卵形の偽球茎が1年に1個つき、
そこから1~2枚の葉が出る。
花の画像の左に花は枯れているが葉が残ったもの。
ガンゼキラン(岩石蘭)
<ラン科ガンゼキラン属>
常緑樹林帯内にはえる多年草。
葉は3~5枚付き、狭長楕円形で長さ30~50センチ、
幅5~8センチ。
花茎はやや太く、
高さ40~60センチになり、先端に5~18個の花をつける。
花は淡黄色で乾くと暗青色を帯びる。
萼片と側花弁は肉質で狭長楕円形、
長さ3~3,5センチ、幅1~1,5センチある。
唇弁はくさび状卵形で先端には多数のひだがあり
褐色を帯びる。
マヤラン(摩耶蘭)
<ラン科シュンラン属>
石神井公園の三宝寺池のベンチの下や木道のわきで、
2~3年前に出会ったが、この頃は見つからない。
菌類に寄生するので、光合成の必要が無い。
緑の葉は無く、茎の下部に麟片葉が数個付く。
花は白色で、萼片の中央に赤い筋がある。