最高おススメ演技 その20 で出した、ショパンの「バラード第一番」の、平昌五輪の時の羽生選手の演技を、現地韓国がどのように報道していたのかについて、
以下に、動画につけられた「韓国語」からの「英訳」を、さらに私が日本語に訳したものを以下に載せておきます。
英訳からの日本語訳ですので、韓国語から英語に変えられたものを日本語にしている過程で、ニュアンスの違いや間違い等が含まれていた場合は、元の韓国語から少し意味が変わってしまうこともあり得ることをご了承ください。
(韓国語から日本語に直訳できる方は、そのほうがより正確になると思います。)
こちらは、NHKが公開している、ノーカット・解説なし動画です
(以下、男性の解説はそのままの文章で、女性の解説には「 」をつけて表記してあります。)
現時点までの五輪王者であり、ディフェンディング・チャンピョン、(前回の)ソチ・オリンピックの金メダリストである、羽生結弦。
2014年と2017年の世界選手権の王者でもあります。
五輪「連覇」の金メダリストになるという彼の夢は、実現するでしょうか?
ショパンのバラード第一番。
(演技開始)
わーお!
彼の最初のジャンプは、4回転サルコウです。
まだ彼の怪我は完全な回復に至っていないため、4回転ループは、サルコウに変更されました。
怪我で負傷した後、彼が4回転を跳び始めたのは、かろうじてまだ2週間前のことです。
連続で二つのスピンをやります。
やったわ! これはトリプル・アクセルです。羽生選手のトリプル・アクセルは、非常に高い得点がつきます。
彼はジャンプの入りでスリーターンを行い、直ちにトリプル・アクセルを跳びます。彼はこれで高得点を稼ぎます。
(注:本当はスリーターンではありません。バック・アウト・カウンターというターンで、羽生選手の得意技です。これで直ちにトリプル・アクセルを跳ぶのは、羽生選手にしか出来ません。)
わーお!
この最後のジャンプは、4回転トウループと3回転トウループのジャンプ・コンビネーションでした!
彼はショート・プログラムでの全てのジャンプを完全に成功させました!
殆ど音楽が聞こえないですね。(声援がすごいため)
ジャンプの変更があってもなお、このような演技を遂行できる能力を見せられ、
全てのジャンプを完璧に成功させているので、彼が「怪我をしていた」だなんて言えなくなりますね。
(演技終了)
再び五輪金メダリストになる挑戦への、最初の扉は大きく開かれました! 羽生結弦!!
もしあなたが、(昨年11月の)NHK杯前の練習中に、彼が怪我した場面を見ていたならば、
今、自分の目で目撃したものが信じられないことでしょう! それほど、素晴らしい演技でした!!
「その通りですね。 彼は(NHK杯前の練習中に)4回転ルッツを試みた時に負ってしまった、深刻な足首と膝の怪我を、耐え抜きました!」
彼はトリプル・アクセルは約3週間、4回転については、かろうじて2週間程度しか練習してこられなかったのです。
そして彼は、五輪の舞台で、完璧な演技を披露しました。
アイスアリーナは今、ぬいぐるみの くまのプーさんで一杯になっています!
日本のファンたちは、くまのプーさんが大好きな羽生選手のために、沢山のプーさんをアリーナ上に投げています。(※実は大半は日本のファンではなかったと思われます)
ボランティアの生徒たちが、アリーナ上に入っています。
「彼女たちが出来るだけ早くリンク上をきれいにしてくれるといいですね。」
はい。
「なぜなら、次のスケーター、ネイサン・チェン選手が準備をしなければなりませんから。」
昨日、インタビューの間、ネイサン・チェン選手はこう言いました。
『こういうことは、あらかじめ想定の範囲内です。くまのプーさんを撤去するのにしばらく時間がかかるだろうから、その間に自分は、準備に必要な時間をしっかりともらえるんです。』と。
ネイサン・チェン選手は次の番を待っています。
羽生選手の演技がもう一度(放送で)流されています。
「スケーターたちが怪我することがないように、出来るだけ素早く撤去してほしいですね。」
(羽生選手のジャンプのスロー再生映像が流される)
わ~お! これらのジャンプは、本当に掛け替えのないものだね!
「ほら、これがスリーターンの直後にジャンプを跳びあがる、羽生のトレードマークのジャンプです。トリプル・アクセルの難しい入り。」
(注:スリーターンではありません。もっと難しいターンです。)
跳んでいる間、同じポジションを維持し続けるような、こんなジャンプをどうやったら実行できるのでしょう!
「しかも彼は、とても簡単そうに跳んでいますよね?!
そして今日の3つ目のジャンプであり、最後のジャンプとなったのは、
4回転トウループに3回転トウループをつけたものですが、両手上げのタノで行いました。」
彼は完全に自信に満ちているように見えます。
私たちは、羽生選手の粘り強い精神を褒めなければなりませんね!
「ええ。」
2011年の日本の大震災で、彼の自宅とアイスリンクはダメージを受けたにも関わらず、羽生は他のアイスリンクに行くことで、練習を続けました。
今回もまた、五輪前に酷い怪我を負ったにも関わらず、彼は不屈の精神でこれを克服し、ショートプログラムで最高の演技を見せました!
こんなことをやってのけることが出来る人は誰もいません。
「その通りですね。」
(羽生選手、キス&クライで テレビカメラに向かって頭を下げて挨拶)
先ほど、チャ・ジュンファン選手(韓国の選手)の隣に座っていたオーサーコーチは、今は羽生選手の隣に座っています。
彼のショートのスコアは、111.68です!!
現在のところ、1位です!
彼のパーソナル・ベストと、シーズンベストの112.72から、わずかに低いスコアですが、それでも非常に高く、この得点は彼を1位に押し上げました。
ドミトリー・アリエフ選手が2位で、パトリック・チャン選手が3位です。
(動画は以上)
なかなか、面白いですね。
これを見る限り、現地韓国では、羽生選手は、実力と見た印象そのままに、素直な高評価をされていたように思います。
(一部ターンの解説に重大な勘違い等はあるとはいえ…)
既に半年以上前になりましたけれども、
また新たな気持ちで、「未知の領域」を、羽生選手には、楽しく頑張ってもらえたらと思います!
羽生選手にとって、幸せなシーズンとなりますよう、心よりお祈りしております…!
主イエス様の御名によって。アーメン。