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鶏口となれども牛後となるなかれ

2012年04月21日 | 和のこと 日本
日本は、近隣諸国と領土問題を抱える国で、ロシアとは北方領土が、韓国とは竹島が、台湾とは尖閣諸島があります。尖閣諸島の領有について争っているのは、もともとは中国ではなく、台湾らしいとどこかの本で読みました。中国は台湾を「ひとつの中国」としていますから、尖閣諸島も自分達の国のものという感覚だと聞いています。

昨日たまたま観たあるテレビ番組で、銀座にいる中国人観光客100人に、尖閣諸島についてのアンケートを行ったところ、100人が100人とも尖閣諸島は中国のものだと答えたそうです。銀座にいる中国人観光客はいわゆる富裕層のはずですが、中国の教育の単一性というか徹底さに驚かされます。日本はこんな教育していないはずですから、日本人に同じようなアンケートをしたら、100人が100人とも尖閣諸島を日本のものだと答えられるだろうかと気になりました。

領土問題は、日本は周りを海に囲まれているし、自分からは攻撃しないことになっている自衛隊しかないし、ニュースとしてもあまり聞いたことがないのですが、海外ではとても厳しい問題のようです。というのは、戦闘能力を持たない旅客機が、気候の関係かあるいはパイロットの運転ミスか知らないけれども、航路を外れて、うっかり他国を領空侵犯したとしたら、打ち落とされることあるそうです。

学生時代に、海外でたまたまある飛行機に乗るはずだった国会議員が、事情があって乗りそこなったところ、その飛行機が領空侵犯して撃墜されて乗客全員死亡ということがあったそうです。行方不明になったりした飛行機などの事故は報道されますが、こういう事件は日本では報道されているのかしら。これもいくつかの本を読みながら見つけたエピソードです。

東京都知事の石原さんを見ていると、「鶏口となれども牛後となるなかれ」ということわざを思い出します。

尖閣諸島に個人の所有者がいて、所有し続けることに不安というのは納得できます。それを東京都が購入するというのは、話題性があり、日本人への啓蒙という機会になり、面白いなあと思っています。中国を刺激しなくても、という意見もあるそうだけど、中国的には所有者が変わるだけで、ほんとうは何も変わらないはずなんだけど、日本で話題になるだけで刺激なんだなあとニュースの推移を見守っています。

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