つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

人生は一冊の書物に似ている

2024-08-03 06:11:13 | つらつら思うこと
「人生は一冊の書物に似ている」
これは、西村寿行氏原作のサスペンス
ドラマ「黒い目撃者〜妖魔のカラスが
人を襲う!」の中で、刑事が呟いた
言葉である。

島村沙都美…斉藤慶子
 徳田左近…前田吟
 梶谷義雄…船越英一郎
 中平正則…西村和彦
 梶谷華江…朝加真由美
 歯科医…未來貴子
原作・脚本
【原作】西村寿行「妖魔」より(徳間書店・刊)
【脚本】平山勇
監督・演出
【監督】松生秀二

この言葉が、ものすごく印象に残ったので
調べてみると、ドイツのジャン・パウエル
(Jean Paul, 1763年3月21日 - 1825年11月14日
小説家)の言葉だった。

“愚者たちは、それをペラペラと
めくっていくが、賢者はそれを
丹念に読む。なぜなら、彼はただ
一度しかその本を読めないことを
知っているからだ”

とある…。

結構ダラダラと日々を過ごす
ことの多い我が胸にグサリと
突き刺さったのだ。

思えば、俳句を始めた頃、今まで
目にも止めなかった近隣の草花、
花鳥風月に、改めてまじまじと
見つめ始めたのを思い出したのである。

そして、ユーミンの「やさしさに
包まれたなら」の一節、♪目にうつる
全てのものはメッセージ♪という
言葉が思い出されたのだ…。

なるほど…今一度、この世界の
目に映る全てのものを、二度と読めない
一冊の書物として、1日のページを
めくり、丹念に観て読んで、一期一会の
出会いを大切にしたいと、切に思うの
だった。

今日の一句

夕焼けて 言霊返る 胸の奥
             issei





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2 コメント

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西村寿行 (りりん)
2024-08-03 09:31:55
いいですね~haimansaiさんの絵が大好きです。(^^♪
ユニークでありながら神髄をついていますね。

西村寿行は好きな作家で、若い頃けっこう読んでました。
あの少し淫靡で暗い世界感がなんとも魅了されてしまってました。
原作のこのドラマ、最近放送されたのですね。
返信する
Unknown (haimansai)
2024-08-03 09:44:30
> りりん さんへ
> 西村寿行... への返信
そうです、最近放送されたのを観ました。

カラスが、ヒッチコックの「鳥」を彷彿させる
ような迫力とちょっと可愛い感じもあって、
寿行作品らしい異質な秀作に仕上がって
いましたね。

やはり作家さんらしい言葉の周旋でした。
返信する

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