つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

出会いの不思議

2007-05-24 06:59:37 | ちょっとした出来事
先日の休みにカミさんと「美術館」に行ってきた。
ひょんなことから招待券をいただいたのである。

私は絵の道具などを買うときによく行く「ポップアート」
という店で買い物をしていた。実はこの日「奈邪」へ行く
途中に頼んでいた額をもらいに寄ったのである。

店主とあれこれ相談しているときに、もう一人客があって、
こちらは店の店員と何やら額のことで相談している様子。
50代ぐらいの女性である。

店主が見本を取りに奥に行った時、ちらとその客の方を見るとはなしに
見ていると、ちょうどその人の絵が目に入った。
なかなか素適そうな絵なので目を凝らして見ようとしたのだが
そんなこととは知らないその人はくるりと裏返してしまった。

裏返されるとよけいに見たくなって、その人のそばに行って
「すみませんその絵ちょっと見せていただけませんか」と
思わず声を掛けてしまった。

するとその人はニッコリ笑ってこころよく絵を返して見せてくれた。
具象と抽象のまじったような割りと私好みの絵だったので、見入ってしまった。
5~6枚はあったと思う。ひとしきり見せていただいた後、
「ありがとうございました」とお礼を言ってまた店主との相談に戻った。

しばらく話をしていると、さっきの女の人がやって来て、スッと
何やら差し出して、ニッコリ笑って去っていった。

それは2枚の招待券と一枚のポストカードだった。
見れば700円と書かれてある。
つまり入場料700円するものが無料で見れる招待券である。

思わぬ展開にカミさんと目を合わせた。店主がそっと
カミさんに耳打ちしているので、「ン…何て言ったの?」と聞くと
「あの人大家(たいか)なんだって」「ヘェ~」と改めて
いただいたポツトカードを見てみると、「浅野由紀子」とある。

残念ながら私は知らなかったのだが、喜んで冒頭に書いた美術館に
行ってきたわけである。

大きな県美術館の5~6フロアーを使った展示会で一巡りするのに
1時間かかってしまった。目当ての浅野さんの作品を探すのに30分以上
かかってしまった。やはり大きな作品で、堂々とまわりと張り合っていた。

私もこんなとこで展示してみたいと思わないではないのだが、
何だか自分のスペースではないような気もするのである。

みんな大きな作品ばかりだったが、2~3点私が描くぐらい(F6)の
作品もあったが、意外と見劣りしていないので、作品は大きさじゃないんだなあ
と改めて思ってしまった。

さすがに1巡りし終わったときには少々疲れてしまった。
その後は、久々に都会のど真ん中に出てきたので、お湯割りを
引っ掛けて夕食をとり、ロレッタ足で街を闊歩して、帰路についた。

まあ…たまにはいいかなあ…。

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植物の気持ち

2007-05-19 04:50:47 | ちょっとした出来事
どこでどんな風にして、そのブログにたどり着いたのかについては、
まったく記憶がないのだが、気が付いたら
「杉原梨江子」という名前の方のブログだった。

「木精占い」とかいうのだったと思うのだが、木や花といった
植物と話ができるというのである。

私は以前、センサーを付けた大根が包丁で切られるとき、
「ギャー」とか、悲鳴に近い音を出してセンサーの針が
大きくぶれるのを見たことがある。

以来植物にも感情があるんだ…と確信を持っているのだが、
これはただこの実験を見てそう思ったのではなく、
以前からそんな感じを抱いていたのだ。

このブログによると、例えば植物もペットと同じように
植木に名前を付けてあげようとか、植物は淋しがりやなので、
常に話しかけたり、さわってあげるとよろこんで花ならきれいに、
観葉植物なら鮮やかな緑に、とかがやいてくれるというのである。

以前このブログでも「花とおじさん」シリーズを書いたことが
あるように、私は知らず知らずのうちに、こんな様なことを
実践していたのである。

丁度いま玄関のドアを開けてすぐのとこに、キンセンカが鮮やかな
オレンジ色で咲いている。まだ蕾もたくさんあってこれから…というところだ。

そこで、早速出掛けには「おおきれいだなあ、」と言ってから、
「行って来ま~す」と声を掛けて行き、帰って来たら、「ただいま~」
と言って身をかがめるように覗き込んであいさつするようにした。

心なしか一層花にツヤが出たような気がしている。

杉原さんは言う。「ペットは人が看取り、植物は人を看取る」と。

考えてみると人類より以前から存在していた植物は、いわば
この世に生を受けた大先輩なのだ。
この大いなる隣人に敬意を表して接するのは当然なのかもしれない。

今キンセンカの近くでは、アジサイが芽を出して花を
開くのを待っている。
「きれいな花を咲かせてよ」とすでに声を掛けて待っているのだ…。


コメント (3)
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「特急田中3号」だそうな

2007-05-12 04:59:22 | ちょっとした出来事
何とはなしに見たTVドラマなのだが、けっこう面白い。

「チャングム」以来ドラマはほとんど見ていなかったのだが、
この「特急田中3号」というけったいなタイトルのドラマは
毎週金曜日のPM10時TBS系でやっている。

主演はアイドルグループ、カツゥーン(KAT-TUN)というグループの一人
田中聖というイガグリ頭くんがやっているのだが、
彼がそのまま主人公になったようなドラマなのだ。

彼は2浪して東京で一番偏差値の低い、産流大経済学部という
ところに入るのだが、ひょんなことからのぞいたクラブ、
部員がたった2名しかいない鉄道オタクの世界へと引きずりこまれる。
まあ…簡単に言うと「ふぞろいの鉄たち」ってとこかなあ…。

男3人、女3人で織り成す青春群像というところなのだが、
それぞれの心の純情がふれあう友情もなかなかいい。

オタクのもっている人間関係の不得手なところもうまく描いているし、
背景になっている鉄道のマニアックな世界も面白い。

相手の女の子3人もそれぞれ地方出身という設定で、
興奮したり、酔っ払ったりすると、その出身の地方訛り丸出しの
しゃべりになるというのも面白い。

よくよく見ると、東京へ出てきている地方出身者の、
漠然とした将来の夢に対するさまよいも出ているし、
そんな連中を否応なく引っ張っていくのが主人公の田中くん。

こうしてみると、このけったいなタイトル「特急田中3号」
というのがピッタリのタイトルであることに気づかされるのだ。
このプロデューサーただ者じゃないなあ…と思ってしまった。

ちょっと検索してみると、磯山プロディーサーという名前らしい。
今度からTBS系のドラマでは、ちょっと注目してみようかなあと
思っている。

ちょっとおすすめ…。






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久々のすずめウオッチング

2007-05-07 04:36:29 | ちょっとした出来事
このところ本社にて焼却当番がなかったのだが、
数ヶ月ぶりに焼却番になった。

そこで、久々のすずめウオッチングとなった。

「奈邪」にすずめが懐いているのを見て、又やってみたく
なったのである。

パン屑を撒いておくと、いつものようにそろりそろりと
集まってきて、1羽・2羽とパン屑をつつき始めた。

今回は割りと食いつきがよく、けっこう大振りのパン屑も盛んに
持って行く。「ほう…今までより積極的だなあ」と思って
見ていると、隣の工場の換気扇口の格子の中へ入っていくではないか。

どうやらそこに巣があるらしい。そうか今子育ての真っ最中という
ところのようだ。「けっこうけっこう丈夫な子に育ててくれよ」と
パン屑撒きに拍車がかかる。

しかし調子にのって撒きすぎたか、ユラリと大きな影が見えたかと
思うとカラスのやつがやって来てかすめ取って行く。

その辺の加減も考えなければならないのだ。
そんなこともあって、しばらく撒かないでいたら、1羽のすずめが
なんと焼却炉室に入っていったではないか。

すぐに出て行くだろうと知らん顔していたが、全然出て来ないので、
さすがに気になって覗きにいったら、私に気づいて逃げようと
窓に向かって飛び立ったが、窓が閉まっていて、ガラスにバタバタと
羽ばたいていた。それがよく見ると、嘴が黄色いではないか。
羽根もこころなしか小さめである。どうやらまだ子供のすずめのようだ。

「しょうがないなあ」と窓を開けてやろうかと近づいたら、
さらに暴れたかと思うと、サッと反対側の入り口から出て行った。

人の心すずめには通じずか…とちょっとガッカリしたが、ともあれ
無事に飛んで行ったので、「ま…いいか」と安堵した。

この日は雲一つなく、真っ青な春の空に小すずめが帰ったのを喜んだのか、
ひとしきりすずめの声が弾んだように聞こえた。




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忘れてた!

2007-05-05 05:21:26 | ちょっとした出来事
「奈邪」へ最初に行った時に、店の前に張っていた
「はいまん彩」のポスターを戴いてくるのを忘れてしまった。
マスターが作ってくれた素適なポスターなのだ。

展示記念にもなるし、今後の参考にもなるので、ぜひほしいのだ。
マスターにもOKをもらっているので、もらってこようと思っていたのに、
コロリと忘れてしまったのである。

そのうち又行きますので廃棄しないでくださいね、
よろしくお願いします。

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