ここは、元々卸問屋だったのが、スーパーに
なった所で、出入り口はスポーンと空いている。
元卸問屋だけあって、安くていい物が取り揃え
られている。
特に魚、肉、野菜が品数も多く、いいものが
揃っている。
他にも食品類は、一通り揃っていて、アルコール
もある。
以前は、魚が安くて旨いので、通い詰めていたが、
ちょっと遠いので、このコロナ禍、近くのスーパー
で、済ませていたのだ。
バナナ🍌はちょっとした叩き売り、葉物野菜は
2束抱き合わせで、1束の値段だし、キノコ類も
然りで、シメジなど、4パック一括りで100円と
いう具合である。
しかし、我が本命は魚だ。ここの魚だけは他に
ヒケを取ることはないのだ。
特に、今日は良いのが揃っている。
カンパチ、サーモン、カツオ、アジとヨダレが
出そうである。
そんな時、丸々の鯛が目に入った。40センチ1キロ台
というところか。
それで千円を切っているので、これは買いだ!
「あの〜三枚に下ろしてもらえますか?」と生きの
良さそうなあんちゃんに言うと、「いいっすよ」と
二つ返事だ。
「皮残しますか?」というので、「うん、皮を残して
…」言い終わらない内に、ちょっとニヤリとすると
「粗も入れときますね」とガッテン承知の助の顔に
なって鯛を持って行った。
あのちょっと嬉しそうな、ガッテン承知の助の顔に
久々に出会って、こっちもニンマリ。
皮付き刺身は、熱湯をかけられ、わらわらとちぢれて
氷水にドボンと締められ、我ら一家の「うんま〜い〜」
の声に変わったのだった。
このコロナ禍の中、換気バツグン、買い溜めOKの
Tスーパーに行くのは、それこそ「今でしょう!」