虚脱歩き

歩く姿勢が大事なのは承知している
つもりなので、意識してなるべく、
背筋をピッと張って歩くようには
意識している。

…が、時折りヨタヨタ虚脱歩きなるものを
やっているのである。

ほぼ、家の中でやるのだが、全身の
力を抜いて、肩をガックリと落として、
へろへろヨタヨタと歩くのである。

見ようによっては、酔っ払いの千鳥足か
ゾンビ歩きのようなものなので、ほとんどは
誰も見ていない時にやるようにしている。

これは、一種の我がリラックス法なのだが、
お酒を飲んだ直後とか、何か一休みした後
とか、ちょっと体がだる重いときに、ヨタヨタ
へろへろと大げさにゆっくりと歩くのである。

時折り身内らに見られると、「ナ〜二ィ〜
それやめてよ〜」と眉をひそめられるので、
なるべく誰もいない時にやっている。

我ながら変だとは思うのだが、つい出てしまう
のである。

ところが、ある日TVを観ていたら、ある
お医者様が、「時折りこうやって歩くとイイ…」
と、何と我が虚脱歩きとそっくりな
歩きの方法を推奨していたのである。

やはり、全身の筋肉をリラックスさせる
リフレッシュ法だと言うのだ。

おお…と、思わず賛同の雄叫びを、
これ見よがしに挙げたのだった。

思えば、この虚脱状態を作るのは、心身に
知らない内に溜まっていた疲労物心を
無意識に削ぎ落としていたのかもしれない
ではないか。

一瞬ドヤ顔のワタシに、身内らは
「フ〜ン」と訝しげな渋〜い表情の
一瞥をくれたのだった…。w

今日の一句

酩酊の　足の渡れる　冬銀河
　　　　　　　　　　　　　　　　issei

久々のカラスなあいつ

可燃ゴミ出し日だったので、集積所
へ行ったら、カラスのやつが網目を
潜って、突ついている最中だった。

可燃ゴミは網を掛けるのだが、時折り
ちゃんと掛けない人がいるので、この
ような事が起こってしまうのだ。

以前、カラスにサンマの頭のプレゼントを
貰った事があって、「カラスなあいつ」という
ブログを書いた事があるので、カラスには
少なからずシンパシーを抱いているつもりだが、
これは見逃すわけにもいかず、思わず「コラ！」
と一喝すると、ササッと飛び立った。

「ったく…！」油断もスキもありゃしない
なあ…とブツブツ言いながら、網の隙間を
直して、ゴミを出して去ろうとすると、
妙な視線を感じたように思えたので、上の
方を見ると、カラスのやつ電線に止まって
こちらを見ていたのだ。

思わず視線が合ったので、手でシッシ！
と電線に向かって振ると、さすがに
飛び去って行った。

翌日は、資源ゴミ出しの日だったので、
集積所へ行くと、どういうわけだか
昨日のヤツとおぼしきカラスが、昨日と
同じ電線に止まってこちらを見てるでは
ないか。

ワタシはヤツとチラと視線を交わしたが、
今日は資源ゴミなので、ヤツも用は無い
ハズなので、ふふんとあざとくあしらう
感じで、ポイと資源ゴミを放り投げると、
スタコラと集積所を去った。

1時間ほどして、所用のため出掛けようと、
集積所の辺りを通ったら、出したはずの
資源ゴミが、無残にとっ散らかっている
ではないか。

見覚えのあるビニール袋とトレイは、
明らかに我が資源ゴミである。

他の資源ゴミは無傷だったのだ。

資源ゴミは、ほぼカラスにやられる
ことはないので、網は被せていないので
ある。

「ナロウ〜！」と電線と周りを見やったが、
もはやヤツの姿は無かった。

それにしても、これは明らかに、ピンポイント
でワタシのゴミを狙ったように思えるではないか。

しかも資源ゴミなので、食べる物など
無いのは、目ざといカラスならとっくに
承知の筈なのだ。

という事は、明らかに昨日ワタシに
追っ払われた事への逆恨みなのか…？

そう言えば、カラスは人を判別すると
聞いたことがあるので、ワタシを
狙った所業なのか…とも思える。

ヌ〜そっちがその気なら、買ってやろう
じゃないか！っと、睨み回したが、何処
にも姿は無く、それっきり、姿は見なく
なったのである。

まあ、正直ホッとしているのだが、
あれ以来、カラスの鳴き声を聞くと
アイツか？と、つい聞き耳を立てる
ようになったのである。

そして、「カ〜カカカ！」とあざわれて
いるようにも聴こえるのだった…。

今日の一句

凍雲に　鴉刺したる　避雷針
　　　　　　　　　　　　　issei

イメージの詩稲垣

このブログに、来訪いただいた方のブログを
覗かせて頂いたら、吉田拓郎のイメージの詩
に関する事が書かれてあったので、詳しく
読ませて頂いた。

実は、ワタシもたくろうフアンなので、マイ
ベストアルバムには、何曲か入れているし、
初期の
アルバムなども持っているのだ。

そのブログに、明石家さんまプロデュースの
アニメ「漁港の肉子ちゃん」という作品の
主題歌にたくろうのイメージの詩が使われて
いるというのである。

歌っているのは、稲垣来泉(いながきくるみ)という
10歳の女の子で、調べてみると、2022年
NHK朝ドラ「ちむどん」で主人公の幼少期を
演じた子役さんだと分かった。

この子が歌っている動画がUPされていたので、
いつもは切っているボリュームを入れて、観て
みたのである。

ブログのご本人が、泣かされました、と書いて
おられたので、エ…イメージの詩で…？と思ったの
だった。

ワタシもイメージの詩は好きな曲だが、実は
イントロから流れる、ギターのポロんポロんと
いう音がたまらなく好きなので、泣かされる
ような歌詞とも思えなかったのだ。

しかし、聴いている内に、涙が出てきて、止まらな
くなったのである。

一体、彼女の歌の何が、ワタシの魂を揺さぶった
のか、何が呼び覚まされたのか…俄かにはわから
なかったのだが、10歳の少女の歌声は、我がココロに
染み渡って、何とも言えない感動に打ち震えてしまった
のだ。

純真無垢な少女の歌声は、浮世の垢にまみれた
オヤジのココロを、いとも簡単に粉砕してしまった
のである。

なるほど…泣かされました。

涙を拭きつつ、これだから歌ってヤツは…とまた、
お絵描きヤロウの歌への嫉妬心が、湧きあがって
きたのだった…。泣かされて、クヤチイ〜〜けれど、
嬉しい涙でもあったのだw

泣いてみたい方は、「イメージの詩稲垣」で
検索すれば、ユウチューブで出来ると思います
ので、一度お試しください。オススメです。

今日のニ句

凍滝の　水音一糸　纏いたり
　　　　　　　　　　　　　　issei
純白を　山茶花散らす　雪の上
　　　　　　　　　　　　　　issei

今年の好きなスポーツの幕開け

昨年の秋の終わりと共に、プロ野球
が終了して、野球好きとしては、
ホントに寂しい思いが続いたが、年が
明けて、良いニュースが入って来始めた。

プロ野球では、３月に行われる
WBCの選出メンバーの一次発表が
あって、大リーガーの大谷、ダルビッシュ、
鈴木誠也、などの豪華メンバーの
発表があった。s

昨年のサッカーワールドカップの
盛り上がりを凌駕しそうな雰囲気
である。

一方、好きな卓球では、早速1月7日
からTリーグが開始され、地元女子
トップ乙女ピンポンズが今年の初戦を
飾った。

同時に、日本の卓球の男女のトップ
メンバー5人づつが、海外遠征して
1月7日から始まったダーバンアジア
大陸予選会に出場している。

何せ、女子では伊藤美誠、早田ひな、
平野美宇、木原美悠、長崎美柚の
文字通りトップ5が出場するのだ。

1月23日からは全日本卓球が始まるので、
予選会が終わると日本に帰国しなければ
ならない。

幸い、日本選手男女全員が、アジア
大陸代表に決定して、すでに帰国して
全日本選手権への準備に入っている。

今年もハードスケジュールで、パリ五輪を
目指さなければならないようだ。

やっと好きなスポーツが動き始めたので、
こちらの気持ちも、新春到来のワクワク感が
出て来て、本当の2023年に突入した実感が
湧いて来たのである。

まさに、冬眠で土の中にいたカエルが
目覚めを迎えたような気持ちなのだ。

やっぱりこれがないとねえ…♪

今日の一句

側溝の　こぼれ山茶花　さんざめく
　　　　　　　　　　　　　　　　issei

今年のテーマ 「今！」

毎年、年頭に一年の計の目標や
テーマなど思うところを設定して、
一年を過ごそうと思っている。

大体、無理に設定しなくても、
割りと自然に出てくるものである。

昨年の暮れ辺りから、行動を起こす
優先順位を思うようになっていた
ので、今年はコレを目標にしようと
決めたのだ。

以前、塾講師林先生の「いつやるの、
今でしょう！」というのが流行ったが、
今頃になって、コレの実践をしようと
思ったのである。

よく何かをやっている時に、
あ、あれを忘れていた！と
思い出したりする事があるが、
今までは、ま、コレを済ませてから
やるか、と先送りしていたのだが、
今年から、思い付いたり気付いたり
した時は、直ぐにそちらに切り替えて
最優先しようと思ったのだ。

というのも、先送りした後にけっこう
忘れてしまったりして、後で後悔する
事が多々あったからである。



もちろん、どうしても手が離せない時は
致し方ないが、余程でない限り、思い
ついたが吉日というより、”吉時”で行こう
と思ったのだ。

“いつやるの”「今すぐ‼️」4

今日の一句

今が過ぎ　今がすぐ来る　日脚伸ぶ
　　　　　　　　　　　　　　　　issei