白き闇

今朝、カミナリの音を賜って目が覚めた。

続いて、ピカピカッとものすごい稲光りが
寝室を貫いた。

隣に寝ていた身内も、飛び起きて声を
出して怖がっている。

とっさに思い出した我が拙句がある。

まさに今日の一句

雷光の　閨に差し入る　白き闇
　　　　　　　　　　　　　　issei

視界良好

眼科の先生に手術を告げられてから、
2ヶ月後に手術日が決まった。

実はそれまで、色々とアレルギーの
検査などあったのだが、予定通り
手術当日、身内を伴ってタクシーで
病院に向かった。

帰りは眼帯で帰る事になるので、車の
運転は出来ないのである。

黄斑変性膜という病気で、眼の中にある
薄い膜に異常をきたしてしまったので、
その膜を取り除く手術らしいのだ。

手術前に、痛みを和らげるためだと、別室で
点滴、筋肉注射を2本打たれて、じっとして
手術を待った。(ほぼ30分程)

やがて手術室に運ばれ、顔に何やら覆面の
ようなものをされ、術眼を開かされた状態で
固定された。

眼には光が入っているが眩しくはない。

意識もハッキリしているし、先生や看護師
さんの声もハッキリ聞こえる。

やがて、微妙なチリリ…という音が聞こえて
きたが、痛みは全く感じなかった。

眼には、光の中に紫色が行ったり来たり、
時折り黒い墨の様なものがトロリと
動いたりしていて、万華鏡とはいかないが、
さしづめ四華鏡の程…。

「はい終わりました」という先生の言葉が
聞こえた時には、ちょっと眠っていたのか、
エ…早かったなあ、という印象だった。

終わっても痛みは全く無い。

やがて、眼帯をさせられて、タクシーで
帰途に着いた。

この手術は、白内障の手術も同時に
行うという説明を受けていたので、
両方やったのだ。(白内障の手術は
約15分)

白内障は、多少はあるものの手術する
程ではないと言われていたのだが、この
黄斑変性の手術をすると、悪化してしまう
らしく、同時に行うことがよくある旨、
調べて知っていたのである。

渡された薬は、目薬3個(毎日4回さす)
飲み薬3個(1日3回3日分)翌日には
眼帯が外されて、花粉症用のような
ガード付きメガネを購入させられた。

驚いたのは、帰宅後すぐに先生(院長)
から自宅に電話がかかってきて、様子を
確認されたのである。(これは予め電話
しますと言われていたのである)

やはり、場所が眼だけに慎重なのだと
実感できて、信頼感を感じた。

術後は3日間毎日通院し、それから、
2日〜1週間と診察が伸びて、今2週間
に伸びたとこである。

幸いな事に経過は順調、痛みなど術後も
一切無く、まだやや歪みはあるものの、
今のところ視界良好である…。

術後3日目から運転も許可を得て、
車を駆ってあちこち出掛けている。

ま…慎重に慎重に…w

今日の一句

眼帯の　取れし視界の　夏に入る
　　　　　　　　　　　　　　　issei