「ちかごろ俳句作ってないんじゃないの」ボソリと
カミさんに言われた。
内心ギクリとしたが、「そんなことないよ」と答えておいた。
確かにここのところ、絵のほうに心が傾いていたのは否めない
事実なので、ギクリとしたのである。
だが、相変わらず寝る前のベッドサイドには俳句帳が置いてあり、
俳句の本が数冊折り重なっているのだ。
しかし寄る年波と、仕事の疲れから俳句をひねる前にグースカ
寝入ってしまうのである。
こりゃあいかんなあ何とかしなければ…思いあぐねた末に
そうだ、いつも辞世の句を作るつもりで臨めばいいんだと
思い立った。
辞世の句といえば、人生の最後に書き留めるいわば、絶句である。
とりあえず一度試して…とやってみたが、何とか一句ひねり出した
ではないか。
よし、しばらくはこのスタイルでやってみようと思う。
何しろ辞世の句であるから、仮に寝入ったままあの世に
旅立ったとしても枕元にはちゃあ~と辞世の句が…。
カミさんに言われた。
内心ギクリとしたが、「そんなことないよ」と答えておいた。
確かにここのところ、絵のほうに心が傾いていたのは否めない
事実なので、ギクリとしたのである。
だが、相変わらず寝る前のベッドサイドには俳句帳が置いてあり、
俳句の本が数冊折り重なっているのだ。
しかし寄る年波と、仕事の疲れから俳句をひねる前にグースカ
寝入ってしまうのである。
こりゃあいかんなあ何とかしなければ…思いあぐねた末に
そうだ、いつも辞世の句を作るつもりで臨めばいいんだと
思い立った。
辞世の句といえば、人生の最後に書き留めるいわば、絶句である。
とりあえず一度試して…とやってみたが、何とか一句ひねり出した
ではないか。
よし、しばらくはこのスタイルでやってみようと思う。
何しろ辞世の句であるから、仮に寝入ったままあの世に
旅立ったとしても枕元にはちゃあ~と辞世の句が…。