つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

描く人買う人

2008-05-22 06:14:53 | 絵・まんが
先日一枚売れたカブトムシの絵を買い手のMさんに引き取っていただいた。

喫茶店で落ち合って色々と話をしたのだが、なかなか貴重な
話をうかがった。

というのもわたしが知る限り、絵描きは友人は勿論、他の人の
描いた絵はまず買わないのだ。

絵描き自体がわたしを含めて貧しい暮らしの人が多いということもあるが、
やはり描き手はお互いがラバルなので、どこか意地があるのだ。

そういうこともあって、描き手は逆に絵を買う人の心理というのが
わからないところがあるで、よく絵を購入するというMさんに
その辺を伺ってみた。

もちろん好きな絵であることが第一なのだが、大きさが部屋に飾るのに
手頃であることも大事な要素だと言う。(色紙大)

そういえば今回購入の絵はわたしの絵では一番コンパクトな
絵なのだ。

あと、四季のハッキリした絵もいいそうで、Mさんは色々な絵を
四季ごとに入れ替えて楽しんでいると言う。

我がカブトムシは夏に大活躍するそうである。

ポストカードなどもほしいそうで、一枚一枚の
ばら売りもいいが5~6枚のセット売りもほしいという。

セットのは友人などへのプレゼントにいいそうなのだ。

わたしもポストカードは作ったことがあるのだが、ばら売りだけだったのだ。

なーるほどと参考になることが多くとても勉強になった。

Mさんと別れた後ハッと思ったのは、わたしは買い手の心理だけを聞いて、
勉強したのだが、肝心の描き手の心理をアドバイスするのを
忘れてしまったのである。あ~あこんなとこがドジなのである。

1つだけ触れておくと、絵についている値段はあくまでも
目安だと思ったほうがいい。

どうしてもその絵がほしいと思ったら、作者の見ているところで、
「これほしいんだけど値段がねえ…ウ~ン」などと何度か
ほしい絵のとろに行ってつぶやけば、例えば10万円と書いてある
値段ならば、半額の5万円ぐらいにはなると思ってもらっていい。

絵描きにとって、絵の価値はほんとに欲する人に引き取ってもらうことなのだ。
少なくとも私の場合はそうである。

あきらめなければなんとかなりますデス…ハイ。










コメント (2)
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