eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

日本語とドイツ人

2013-10-02 21:40:00 | 日常
私が今ドイツ語を習っている先生は、ドイツ人に日本語のグループレッスンもしていらっしゃるのでその集まりにも参加させてもらっています。

今その方達が教材に使っているのが「大どろぼうホッツェンプロッツ (ドイツ語名 Der Räuber Hotzenplotz)」という絵本です。

この本は50年近く前に書かれたもので、ドイツ人ならほとんどの人が知っているし世界中で訳されて親しまれているとか。

普通の教科書より親しみやすい物をという先生の配慮だとは思うのですが、絵本であるがためにちょっと外人が理解するのには難しい言い回しが出てきます。

例えば、「2人の小僧め」というセリフでは「小僧って何?お坊さん?」とか「小僧って何?」とか聞かれます。

他にも「ひん曲がる」の「ひんって何?」とか・・・。

まさか訳した人もドイツで日本語を学ぶために使われることは想定外だったのでしょう。

子供が読む分にはよりワクワクしていいのかもしれませんが、余計な言葉を付け足しているせいで読む側は混乱してしまいます。

他にも「用心しいしい、引き返しました。」という文章が出てきた時には先生自身も「しいしい」って初めて聞いたと言い始め、辞書を引いて「これ?」と見せられたのは「シー(静かに)」。

それではないと言うと別の人が「これか?」と見せてきたのは「尿尿」 

確かに音だけで言えばそうなるなと返って納得したりして。

客観的に見ると日本語も相当難しいですね。

皆さん60歳以上の方なのですが、特に必要に迫られているわけではないのに日本が好きというだけで日本語を学び続けておられて、いやいやドイツ語をやってる身としては頭がさがる思いです。



ある時は一人の女性が自転車で来られていました。

帰る時ヘルメットをかぶったその人を見て他の人が

「あの姿はあれに似てるな。 何だっけ? アニメで卵の殻をかぶった・・・。」

「もしかして カリメロ??」

「そうそう!!カリメロ!」

という会話で盛り上がりました。

ドイツ人とまさかカリメロについて話すとは思いませんでしたが、その名前がすんなり出てきた自分にも驚きました。

会話は日本語とドイツ語のミックスですが、この集まりに参加した日はなんだかとても幸せな気分になります 



そして今日いつものようにズンバに行ったんですが、途中で先生が手を合わせて「こんにちは」と言ったんです。

空耳かな?・・・と思いつつ終わってから聞いてみると、なんと先生は以前日本語を習っていたそうなんです。

教えてくれていた方がいなくなってからは独学で勉強しているそうで、急に盛り上がって日本語とドイツ語について話してしまいました。

今後はズンバの先生とも日本語を混じえて楽しく会話できそうです

こんなことってあるんですね。



おまけの画像はドイツならどこの町にもあるC&Aという服屋さんにあったTシャツです。

自分でかわいいと言いながら可愛くないし、よく見たら日の丸のハチマキをしています。

文字も微妙にペソダに見えますね。

ちょっと日本風の変な物は周りにあふれているので、またいつかそういう物を特集したいと思います。






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