老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

    春の月

2020-03-09 11:04:38 | シニア

やる事が無いから、桜色の縮緬で又も匂い袋を作った。
春だから、桜の雪洞のように。綺麗だと自画自賛だ



昨夜は、お月さまがとても美しかった。

<老いた事ばかり書きたくないけれど夜は二~三回トイレに行く。
誰でも、もうすぐ自分の事として経験をするだろう
最近は糖尿病が進んで薬の量が増えた。枕元にはお湯の入ったポットを置いている。
喉が渇くと飲む。そしてトイレにも。。。>

その時カーテンの隙から月光が射し込んでいた。
カーテンを開くと真ん丸なお月さまが。


中村汀女の句が浮かんだ。
肌寒くてちゃんちゃんこを羽織りお月さまを楽しんだ。暦では春だが、、、

   
      ☆    戸にも出よ触るるばかりに春の月     中村汀女

全く名句だ。


いつもながらラジオを聴きながらうとうとと、、、
酒場放浪記の吉田類さんの番組流れていた。
この番組の最後に、類さんが一句詠む。
よく聞きとれなかったが。。。

         芹○○○ ○○の人のにがい恋

いつも上手だと聞いている。
昨夜の句だって悪くはない。しかし「芹」と「にがき」はつきすぎ。
アナウンサーが「芹は苦いからいいですね~」なんてさ。
○○は古だったか?そんな感じの言葉だった。
私も大人げがないけれど、どうかな~?この句。

眠れぬ夜も時々、俳句が頭の隅に入り込んでこようとする。
もう俳句は辞めようなんて考えているのに、、、これも嘘っぽいな~!

そして物忘れのひどい私が「芹」の句は無かったかと思い出すのに必死。詠んだような~。


          母に似てみぢかい小指芹を摘む

思い出した。私の小指すご~く短い。ピアニストにはなれない指だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする