はぎやまのりへいの日常

読書、映画、美術展、そしてキャリア教育。
好奇心と愛で書き綴ります。

Vol.114 岡本かの子 「老妓抄」

2011-03-31 16:52:35 | 文学


岡本かの子。
岡本太郎の母親で作家である。

今年、岡本太郎生誕100年を記念しての展覧会が開かれ、またNHKで「TAROの塔」というドラマが放映されている。
僕は「TAROの塔」を見て太郎の母が作家であることを知り、興味を持って、作品を探した。
もしかしたら一生出会わない作品であったかも知れない。

それでも、実際にはこうして読んでいるのだから、仮に生誕100年でなくても、「TAROの塔」を例え見ることがなかったとしても、いずれきっとたどり着いたのではないかとも思う。

題材の選び方、言葉の選び方、突然終わる物語に美学を感じる。
上品といって良いのか、粋と言う言葉が良いのか、あるいは作家の教養の豊かさなのか、
僕の言葉では表現し尽くせない味がある。

今年、岡本太郎とともにブレイクしそうな予感。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
老妓抄 (のりへい)
2011-04-02 09:39:10
岡本かの子の「老妓抄」でした。
返信する

コメントを投稿