前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

癒しの声に出会う / Culture Club

2008年11月24日 19時05分34秒 | 音楽
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です

11月もじき終わりますねえ。
1983年の11月、わたしは当時も今も大好きな、culture clubに出会いました。
その時点では、Boy Georgeの声に出会ったといったほうが正確かな。
何日だったかまでは覚えていないのですが、その日は学校が休みでした。
多分、日曜日。あるいは勤労感謝の日だったのかもしれません。

夕方、聴くともなしにラジオを聴いていました。
「あーまた明日から学校か 寒くなってきたし嫌だ」などと思っていた記憶があります。
そこに、何とも爽やかで心癒すそれはそれは優しげな声が聴こえてきました。
山間部のためラジオの入りがすごく悪くて、そのうちにガーガーピーピー
向きを変えたり微調整していると、優しげなその声が『カマ、カマ、カマ』
と歌っているのが聴こえ、再び聴こえなくなりました。
再び聴こえた時にはもうその曲が終わっていました。
実際にその歌声をちゃんと聴けたのは一分にも満たないはずですが、
わたしの心に、何といったらいいのでしょう・・・豊かなものを植えつけて
日曜日の(あるいは祭日の)夕方のメランコリーからわたしを救ってくれました。

別にいじめられていたわけでも、極端に勉強が嫌いだったわけでも
ないけど、毎日学校に行きたくないと思っていました。
理由もないので休むわけにも行かず、渋々登校していたわたしですが、
翌日はめずらしく学校に行くのが嫌ではありませんでした。
何故なら、ラジオから流れてきたあの曲の正体をつかむため友達に会う
必要があったからです。今のように、メールもなければネットで検索もできませんし 
わざわざそんなことで電話するわけにもいきません


多分、前日聴いたラジオはヒットチャートか何かの番組で、キーワードは
『カマ、カマ』
あっさり解決しました。「カーマは気まぐれよ カルチャークラブ」
そう教えてもらったわたしは多分その後、うっとうしいくらいに、
前日の感動をその友人に語りました。
さらに歌声の主の名、「ボォイ・ジョウジ」を何度も聞き返した覚えがあります。

この日から、まだ見ぬこの歌声の主に、
ほとんど恋心にも似た想いを抱いたのはいうまでもありません。

人の声には1/fゆらぎ なるものが存在し、日本では徳永英明などがその代表らしく、
人の心を癒す効果があるそうですが、ボォイ・ジョウジなる人物は
わたしの心を軽やかにして、さらに励ましてくれる声の持ち主だったわけです。
実際Boy Georgeの声がそのゆらぎを持っているのかはわかりませんが、
なかったとしてもわたしにはそれ以上の絶大な効果がありました。

           次回 彼がBoy George ?つづく




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