前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

人生の終え方を考える

2018年02月06日 15時04分51秒 | わたしの思い
有賀さつきさんが亡くなっていました。
お子さんのことを思うと、色々と思い残すこともきっとおありだったと思います。
それなのに、訃報を聞くと、死へ赴く人がこんなに意志的に
一人で決めて一人で進んで行けるものなのかと、その強さに対して、感服しました。
いや、ご本人は治すという強い意志をお持ちになっていたのかもしれません。
だから誰にも告げなかったのかもしれません。
どちらであっても、病気に負けて諦めている姿は浮かびません。

五十二歳、そんなにわたしと年齢も変わりません。
時々思います。病気になって、明日を絶たれるような気になることが
自分の身に起きたとき、自分はどうするのだろうと。

今日一日が平穏に終わり、明日があるということがどんなに幸福なことなのかと
噛み締めるのです。
どんなに辛くても、挽回できる明日があると・・・

若い頃の有賀さんはテレビの中でとても印象的でした。
そして、伸びやかに見えました。
やりたいことを大切にしているようにも見えました。
短いけれど、充実はしていたように思えますし、そうであって欲しいです。

わたしも四十代の残りが短くなってきて、何だろう?
あまり年齢による焦りなんて感じたことがなかったのに、
それを感じるようになりました。
五十代なんてまだまだという先輩もいますし、そうだったらいいなとも思います。
有賀さんもそう思って始めた五十代だったかも?しれません。
毎日を大事にしたいです。

ご冥福をお祈りします、なんていうのは簡単ですけれど、その代わりに、
わたしは、残された娘さんが、これからの日々を大切に幸せに過ごせることを祈りたいです。
どんなに言葉を尽くしても死は死であって、人は蘇ることはありませんが、
心構えのある立派な終え方というものを感じています。ありがとうございました。