南極観測船砕氷船しらせが酒田北港小湊埠頭に入港した。
「しらせ」は、海上自衛隊の管轄である。
8時半から歓迎式典が行われた。
砕氷船と言うから、船首が鋭く造られているのかと思ったら、逆に丸い形だった。
9時からは内部の見学が出来る。行列は3重にも折れ曲がって続いていた。行列に慣れていない酒田の人間は、後ろのじいちゃんが文句の言いっ放しだったし、前の子供達は待つのに飽きてしまって騒いでいた。付き添いのお母さんは大変だ。
来賓と、先ほど歓迎の踊りを踊ってくれた幼稚園児達が、別のタラップで先に入っていた。
行列が動き始めた。2箇所のタラップを使って、大勢の人を乗船させる。
最初の甲板は、船尾のヘリコプター格納庫前だった。所属のヘリコプター2機は、現在岩国にいるそうだ。
雪上車
格納庫内。
左舷から移動する。
船体が一体に見えなくて、前方部分と後方部分が鉄骨の骨組みで繋がっているように見える。
廊下部分に写真が掲げてあった。
船首には入れなかった。この右の柱とワイヤーが着いた物は、クレーンだ。
この油圧ジャッキのついた黒い物は何かと尋ねたら、この下が倉庫になっていて、クレーンで品物を納入する。黒いのは倉庫の蓋だそうだ。その大きさと仰々しさに驚く。
注意事項がプレートになっている。
医務室入り口だった。
タラップをどんどん上り、高さを稼ぐ。
こちら側にも車の数が増えてきた。
操舵室に入る。
双眼鏡とキャップのどちらが欲しいかを問われれば(問われないけど)やっぱり双眼鏡だろうなと思う。あんな所にも桜に錨のマークが付いている。
船首に向かって左が副長。右が艦長席のようだ。
艦長席には艦長帽を被り、誰もが座ることが出来る。記念写真も撮れる。撮ってくれるのは女性の自衛艦。
もう、人がぐちゃぐちゃ。
一度外に出たが、出口が判らずに、操舵室に戻る。中央部分の廊下を通って出口に出るようだ。
食堂。
床屋
床屋前の廊下のハッチ。
自衛隊員が消えて行った。
このブースには、沢山の賞状や盾が並んでいた。
廊下を通って、内部階段を降りた。
船尾の方に回る。船内の舫い。
ロープは白色だった。雪の上だったら、他の色つきの方が目立つのにと思う。ちなみに船体はオレンジと山吹色。
下船する。
大泉さんが手を振っている。
現在の南極観測船「しらせ」は、秋田県旧金浦町出身で日本で最初の開南丸で南極探検を行った白瀬矗(しらせのぶ)氏の名前から取っているという話は既にご承知かと思います。
(白瀬南極探検隊記念館のパンフより)
http://shirase-kinenkan.jp/pdf/shirasekinenkan_panf.pdf
調べていて意外だったのが、その後の南極観測船に「宗谷(PL107)」「ふじ(5001)」初代「しらせ(5002)」と続いて現在の2代目「しらせ(5003)」となってるんです。
これを見てあれ?と思う方がいるかと思いますが、「宗谷」は船体番号がPL***ですんで、あれ?海保??って気づいた方は結構ツウな方かと思います。
蛇足になりますが、宗谷は建造年が1940年……という事は、日本海軍時代からの船だったんですね。
実は私事でしたけど、今日その会場に動員で居たんですけど、cakeさんは昨日来てたんですね……。今日は午前中突然の雷雨で少し大騒ぎしましたけど、午後には天気も少し持ち直してホッと一息、という所ですかね。実は雨の量は大した事なかったんですが、風がチョット強かったんで、フェンスが倒れたり、テントが飛ばないように……って対応で少し大騒ぎしてたりしてましたよ。
まぁ、カンカン照りよりは日焼けしないで済んだからよかった……のかな。
その中に「宗谷」も居るんですね。
http://dic.nicovideo.jp/t/a/宗谷%28オリジナル艦娘%29
多分全ては解らないと思いますんで、後でググって頂いて動画系も参照して頂ければいいんですが、この「艦これ」とか「ガルパン」「はいふり」なんかが、アニメ系で出てるんですけど、何か妙な時代になった感がありますけど。
せっかく、沢山の人達が見学に来てくれるのですから、お天気が良い状態でお持てなししたいですよね。
金浦の南極探検の記念館には何度かお邪魔しましたし、白瀬矗大尉が、どれだけ苦労して南極に渡ったかも聞いております。私達の世代で懐かしいのは、宗谷ですね。そんな1940年から活躍してくれた観測船も、厚い氷に行く手を阻まれ・・・があって、砕氷船が建造されました。
南極観測船が海自の管轄とは知りませんでした。船上の自衛官に、「武器は積んでいないんですね。」と改めて聞いて、不思議な気がしましたが、南極観測は環境の調査ではなくて、軍事目的がからむのかとも思いました。まだ南極がどの国の物でもない所が素敵です。
先ほど、長い汽笛の音が聞こえ、しらせが出航したのかなと思いました。我が家の家族は日曜日の午前中に見学したようです。
ゲームの方はわかりませんが、しらせを始め、南極観測の映像がyoutubeで見つかりますね。今度ゆっくりと眺めてみたいと思います。
酒田港のちょっと沖で入港待ちの「しらせ」と出港して行く「飛鳥II」が並んだ絵図を見れたのかも知れませんけど……当日は夕陽が微妙でしたんで……
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/10min_s1.php?prec_no=35&block_no=47587&year=2017&month=09&day=10&view=p1
当日の酒田測候所の気象データですけど、そこでは最大瞬間風速が10m/sチョイなんでしたけど、体感的にはもっとあったかな?と思います。テントの骨組みに数人でぶら下がってても……と言った状況が2〜30分続いたような気がしましたね。(亀ヶ崎のアメダスデータはそうなんですけど、現場ではその1.5倍くらいはあったような感がします。)
酒田市のFacebookで、夕焼けの中を飛鳥Ⅱが出航し、しらせが入港する写真が載っていました。そうか微妙な夕焼けだったのですね。何だか雲が多かった気がします。
強風のテントは、風速10mでも充分に危ないですよ。酒田は風の強い町で慣れているので、10mなんてそよ風みたいに思っていますが、とんでもありません。特にテントは巻き上げられてしまいますから、危険です。測候所の数値と、遮る物がない岸壁での風速は、体感的にも違うと思います。
皆さん、怪我がなくて良かったです。
我が家の近くに落ちた雷で、安全装置がこわれたとか。ようやく翌日の夕方になって直りました。我が家の男性達は、TVが写らないとブーブー文句たれます。あれこれ電話したりと動くのは女性です。ただ、スカパーの1本が映りません。