無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

酒田市・寺町

2009-03-21 10:53:31 | 建築・都市・港
酒田は風の町だ。度重なる大火も、冬の季節風によって引き起こされる事が多かった。そこで先人達は町を守る手段として、北側に防風林を兼ねて緩衝帯として、寺町を作った。現在はすっかり町の中心地として飲み込まれているが、ここには沢山の大きな寺が並んで、存在自体が酒田の歴史を作っている。



どの寺も歴史が深い。中でも酒田の発展の礎となった方の菩提寺として、酒田総合文化センターの隣に、泉流寺がある。奥州平泉の藤原氏滅亡の時に、藤原氏の生き残りの泉の方(徳尼公)を守り、36人の家臣が酒田に流れ、落ち延びて来た。その酒田三十六人衆が、廻船問屋を営み酒田湊の発展を支えてきたのだ。
しかし、この教育委員会の立て札も、変な日本語だな。(cake-心の叫びより)





泉流寺の門、左側に説明板がある。





門をくぐると、左右に仏像が二体向き合っていた。とても穏やかな気持ちにしてくれる。このお寺に来るのは何十年ぶりで、ここに徳尼公がお祀りされている事を知ったのは、もっと後になってからである。彼岸も近い頃だったので、墓の掃除や早めのお参りをする人も多かった。



門を通って左手に、さらに門と塀があり、内部には徳尼公廟が建っていた。



その傍らに寄り添うように、酒田三十六人衆の碑が建っていた。


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4 コメント

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Unknown (yukacan)
2009-03-22 02:29:30
最初に写真だけを見た時に二体の仏像にすがすがしさを感じました。徳尼公の人柄ゆえなのでしょうか。

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質問 (Andi)
2009-03-22 04:54:59
唐門とか廟とかは、どんな種類の木なんでしょうか?
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yukacanさん (cake)
2009-03-22 12:08:41
私もこの二体の仏像に、優しさを感じたので、写真を撮らせていただきました。普通の門なら、仁王様のような仏像があるのかなと思うのですが、ここは穏やかな気持ちにさせて貰いました。

私は、酒田三十六人衆と徳仁公を仲立ちにして、平泉と酒田が繋がっているのを知って、驚いたものでした。義経と弁慶まで、あと少しです。(←って、何が?)
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Andiさん (cake)
2009-03-22 12:10:18
質問にお答えします。
ヒノキだと思います。雨風に一番強いのは、ヒノキなんですね。昔は、良いヒノキが沢山あったのでしょうね。
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