無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

新津美術館にて

2023-05-29 14:40:44 | 建築・都市・港


支部総会の2次会を断って、朝早くに出発したいと考えていた。
新潟市の新津美術館で、4/15~6/18迄開催中の「平山郁夫が描く世界遺産展」を観るためだ。
ウカウカしていると、終わってしまうと少し焦っていた。

村上市の朝日まほろばICから日本海東北自動車道に乗り、途中から磐越道に逸れる。
スマートICを恐る恐る降りて、カーナビの言う通りに進むのだが、画面に出てくる道順と、カーナビのおねえさんの喋っている方向が時々違う。
右と左と時に間違う。
到着時刻を鑑みて、そろそろかなと思ったら、美術館の看板が現れた。


森に囲まれた少しだけ小高い丘に、美術館は建っていた。
周りは広大な植物園があるのだそうだが、そちらには目を向けずに、小雨の降る中を駐車場から美術館へ走って行く。



受付で入場料を払う。1000円也。
「会場は2階になります。」と教えられた先を見ると、あたり一面大理石で出来た階段が連なっていた。
手すりもなく、遊びココロ満載の階段が続く。
その他にも、通常の(踊り場付きの)階段も設置されている。
多分、この普通の階段は、出口用の物だろうと思う。


私は、通常の出口用の階段を上ってホールに出た。
出口用と考えたのは、降りる場合は、手すりがあった方が安全だからだ。


階段を見る。


第1会場に向かう。
ここではアンコールワットの遺跡を中心にした絵画が並んでいた。




だい2会場をも観た。
日本やシルクロードや南京城壁の作品が主だった。
何故平山郁夫が、世界遺産の修復やらを手掛けるようになったのか、映像にも触れる。
爆破される前のバーミヤンの石仏もあったよ。泣けるね。



後ろの広場は、解放されていなかった。
面白そうなんだが。


玄関と受付付近を見下ろす。


美術館のすぐ隣に、史跡古津八幡山 弥生の丘展示場があった。
私は縄文好きで、弥生はそれほどではない。
何故なら、縄文の時代は人々が助け合って平和に暮らしていたが、弥生は貧富の差が出て戦が頻繁に起こるようになったからだ。

せっかく来たし、入場も無料だしと入って見ることにした。
子供達が奥の方で、なにやら作っていた。
私は展示室に廻る。

古津八幡山遺跡は、かなり古い遺跡のようで、弥生時代の遺跡の下から縄文の遺物が出てきたそうだ。
集落の長であろう人の墓も、古くは丸形古墳、方形古墳、前方後円墳など、時代に併せて多岐に渡っている。


日曜日なので、家族連れの子供達が楽しんでいた。
酒田も発掘だけでなく、きちんと成果を示す博物館が必要なのだけど、目新しいものに憧れ過去を振り向かないのが酒田人だからね。


展示館を出て、雨やどりにその又隣の植物園とお土産売り場に入る。
ブルーベリーが盆栽になっている。
知らない植物も多かった。ここは販売している店舗のようだ。


藍色に近い、あじさいがあった。2500円だそうだ。


小花のヤマアジサイは手頃な550円。
ヤマアジサイは白色しかないと思っていたら、水色も青も並んでいた。
山では見たことがない。
人工的な品種改良が進んでいるんだろう。


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