三の坂からは頂上は近い。ただし石段の勾配はきつい。昨年の夏に訪れた時には、距離感も判らずにがむしゃらに登ったせいか、身体中の水分が消失し、えらい辛い思いをした。今回は目的が南谷だったせいと、草花を撮す為に、小刻みに止まった事が幸いして、驚くほど疲れなかった。これだとダイエットにはならないな。
この向かい合わせの神社を過ぎると、道はL字に折れる。
すると道の勾配は緩やかになり、奥に赤い鳥居が見えてくる。鳥居をくぐると頂上である。
夏休みも手伝って、参拝客が多かった。石段を登るのは、若い家族連れが大半である。
今年限りの蜂子皇子像の拝観の為、この辺りも賑やかである。
三神合祭殿にお参りして、広場の方へ回ってみた。
広場には、舞台が作られていた。
今日はやっていないようだ。残念!
奉納舞台は、庄内だけでなく内陸からも参加されている。
さて、帰るとするか。ちなみに登りは南谷経由だったにもかかわらず、所要時間は1時間40分ほどだった。
石の継ぎ目も綺麗だと思う。石段は確かに登るのはきついのだが、これを並べて造ってくれた方々がいたこと、どんなに重労働だったろうと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになる。自分が造れと言われたら・・・ばったり。
フランスのミシュラン三つ星の杉並木である。
この2本の杉は、かなりの老木だ。確か、名前がついていたように思える。
濃い紫の実も実っていた。触ってみたいけど、ちょっと遠い。
紫陽花も、花の時期が過ぎ、実を付けて
今頃になって、蕾をつけているのもいた。どこにでも天の邪鬼はいる。
ウバユリ系の実だと思う。
林の隙間からは庄内平野が・・・霞んでいる。
左手から水音が聞こえるようになると、五重塔は近くである。
いつもは素通りしている滝の近くに寄ってみた。
不動明王さんかなと思う。心なしか蜂子皇子に似ていると思った。
修験の為の滝だそうだ。お参りする。ただし、この滝は人工的に造られた物。水を止めることも出来るのだと言う。
赤い橋を渡って随審門へ向かう。随審門に登る手前の階段が、精神的には一番きつい。帰りは滝へ寄り道したり植物を撮ったりしても、40分はかからなかった。真面目に降りたら30分だろうと思う。だんだん羽黒山へ来るのが楽になってきた。
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