最近開催されている建築の展覧会の中で、特に注目しているのが埼玉県近代美術館の「インポッシブル・アーキテクチャー もう一つの建築史」だ。観たいな~と気に掛けつつ、その想いは満たされそうにはない。なぜなら~3月24日までの開催だからだ。間に合わない。
この建築展が普通のと違うのが、アンビルドに特化した物だからだ。アンビルドとは、条件に合わずに建てる事が出来なかった建物だが、条件さえ整えば建築可能なのだ。
その中でも記憶に残る新しい物は、ザハ・ハディトの新国立競技場だろう。工事が進み、来年にオリンピックを迎えるこの段になっても、私は惜しいことをしたと思う。構造もクリアし、確認申請を出す段取りにもなっていた。それを工事金額が合わないからと、白紙に戻された。
逆に、現在の建物が建築されて良かったと思える建物がある。これはマークフォスターのグッゲンハイム美術館で、フランクゲーリーの作品が決定して現在に至る。スペインにいつかは見に行きたいと思っている美術館も、この作品でなくて良かったと思う。
これは、山口晃氏の東京都庁である。フォッフォッフォ。これは楽しい。
開催期間があと数日の展覧会ではあるが、近くの方は是非見に行って欲しいと思う。
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