無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

洗心庵

2014-11-17 18:03:17 | 建築・都市・港

洗心庵とは、故山形新聞社長の服部敬雄氏の自宅庭園を、2006年に県に譲渡し、建物を改築して一般市民に開放した施設である。この門に刻まれている洗心庵の文字は、吉村知事の書による物だそうだ。

話には聞いていて、JIAの作品展も行われた施設だが、入るのは初めてだった。手前の建物が多目的ホール。奥が管理棟になっている。

紅葉も中盤を過ぎたが、それでも美しかった。

中程に湧き水が一箇所と、奥に滝があった。現在は先心庵の回りには2階建ての住宅が建てられて借景はよく見えないが、滝の先に山(名前は忘れた)が一直線にあり、その山からの雪解け水や湧き水が滝から注がれるように見えるそうである。

奥には茶室があった。以前は服部の書斎だった所だそうだ。過去の建物は全て壊されている。

右側がホール。左が茶室である。

鮮やかな紅葉の為、木々に目を奪われるが、そもそもこの庭は岩を愛でる為に造られたそうだ。

服部氏は気に入った7000坪の庭を700坪に縮小させて造らせた。池泉回遊式の庭である。

これがその滝である。水量は以前よりは少ないらしい。

灯籠の多さもさることながら、野仏も集めたと言われる。廃寺になった所から仏像も集めたそうだが、それをよしとするかは判断がつけられない。例え捨てられたように見える野仏も、誰かの信仰の象徴だと私は考えるのだが。

ここでも大きく2班に分かれた。2人の案内人が説明してくれた。男性の案内の方は博識で、とても詳しい説明だったようだ。女性の案内の方は、この庭を造るのに手伝った庭師の奥さんだった。体験話が多かった。

 

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山形北高

2014-11-17 18:02:07 | 建築・都市・港

こんな素敵な校舎が、街中にあるのは美しいなと思う。

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千歳館

2014-11-17 17:35:14 | 建築・都市・港

昼食に七日町の千歳館に入る。

ここは、建築士会全国大会(山形市)の反省会の時(何を反省したのやら)2次会で花小路に向かった。その帰りに、ライトアップされた千歳館がとても綺麗だったのを覚えている。今日はそこに入る事が出来るのだ。

ダンディな支配人に招かれて、玄関から廊下を通り、2階の大広間に入る。

大広間から見た中庭の様子である。

昼食は、庄内だったらクレームがつく内容だった為、写真には写さず。特に子供達への料理が酷かった。大人達が食べているのに、まだ到着せず、まさかのご馳走だった。建物は文化財になっている老舗だろうが、女性達の食べ物への口コミの怖さを知らないのか、もしくは女性達を相手にしていない経営方針なのかも知れない。春の大井沢での民宿兼食堂のご馳走の方がずっと豪華で、子供達の料理も特別で、大好評だったのを思い出した。建物の古さだって、同じ位じゃん。←おいおい

と、まぁ悪態はこれくらいにして、中庭から見える左側の建物の中を見せて貰えることになった。戦時中か千歳山の近くに疎開させ、もう一度ここで組み上げた建物だそうだ。

2間続きの和室である。

建具や組子が美しい。

障子は庭を見る為だろうか、途中を引き分けで硝子面を見せる。

カーテンは割り引いて見て欲しい。桁に丸太が使用されている。この木口の大きさが合っていないのが残念だった。鶴岡市の三浦屋の造りの方が格段に上だ。

これは床の間の天井だが、1枚物の板材が使われていたのに驚いた。

床の間の花も秋である。

廊下の窓。建具と硝子が懐かしい。

昔はこの消火栓と書かれた箱の中に、ホースが入っていたそうだ。

鏡も当初の物だそうだ。ヱビスビールとキリンビール。右から書かれている。

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山形市防災センター

2014-11-17 15:48:28 | 建築・都市・港

 

翌日は山形市へ向かう。月山道はより厳しくなった。もうこれでは普通のタイヤでは走れない。Sさん運転の車の後部座席から撮す。

山形中央道の中央ICから降りて、市内に向かう道路に面していて、前から気になっていた建物だった。

1階メインホールは、美人達が写りすぎている為、このブログには載せない。

いつ頃のポンプ車だろう。綺麗に保存されていた。

4人まで地震体験が出来る。震度5強あたりまでと、過去に起きた地震を体験する。吊り下げた照明器具風モビールが、ゆっさゆさ揺れる。

参加人数が多い為、大きく2班に分かれて行動したが、その中でも何班かに分かれる。子供は年齢制限があり、小学生以上。緊急地震速報の音は、いつ聞いても心臓に悪い。東日本大震災が最も揺れが長かった。

ここは2階の吹き抜け部分、この下に玄関ホールがある。

この手すりの先は階段があり、右側のコンクリートの内放しはエレベータになっている。

AED体験用の人形が、ちょっと不気味だ。

この部屋の奥には、煙で逃げ場が無い時の避難訓練が出来る部屋になっている。モニターはその内部を撮している。煙が出れば真っ白で何も見えない。避難誘導灯は、部屋の上部では無く床に設置すると便利なのが判る。

昔の火消しの錦絵

ゆっくりと見たいものである。

実際に水消火器を使っての訓練をする。

AED体験。子供達が大喜びで一番前に陣取り、人形を囲んでしまう。

防災訓練も良いのだが、せっかくの消防署の建物をもっと見学したかった。

 

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