無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

羽黒山へ初詣

2008-01-04 20:18:57 | 社会
元日の夜から若い者達が月山のペンションへ泊まりに行ったので、私とすぐ下の妹は羽黒山へ初詣に出かけた。羽黒山と曾祖父との因縁は別として、行きたいと思うには呼び寄せる何かがあるのであろう。正月の羽黒山頂は、パワースポットとしても、山の上だから空気が綺麗なだけよと言う意見は勿論の事、とても清々しいのである。ついでに、幼い頃に親の実家へ行って、親戚のおじちゃんに「良く来た。良く来た。」と頭をナデナデして貰ったような、懐かしい感覚も味わえる所なのである。

羽黒山神社

3人姉妹の末の妹の旦那は船乗りで、信心深い。船乗りなら、鶴岡市大山の善宝寺が有名だが、彼もやはり羽黒山なのである。しかも大晦日に行われる羽黒山の松例祭(しょうれいさい)に参加し、我が家の玄関の上に飾る注連縄を頂き、届けてくれるのだ。私も2番目の妹も、本当はこの松例祭を一度で良いから見てみたいと思っている。しかし父の建築業の正月の年始と盆の2大事業の名残から、掃除やら準備で暮れには自由な時間など、取れたためしがない。2日になって、申し合わせたように、二人で出かける事にした。酒田から余目藤島を抜けて羽黒へと車を走らせる。

羽黒山の入り口には大きな鳥居が建っている。妹が「あの鳥居は羽黒神社の物でないらしい。」との言葉を受けて、走りながら眺めると「月山神社」の下に小さく湯殿山神社と出羽神社と並列して書かれていた。

今年は大晦日から元日にかけて、冬型の低気圧で日本海側は大雪だとの予報だった。山道はボチボチ雪があるだけで、途中除雪車ともすれ違ったが、2年前の大雪とは較べようもない。さてさて、羽黒山頂へ車で上るには、あの悪名高き「日本一高いぼったくり有料道路」を通らねばならない。これが嫌なら、麓から気の遠くなるような石段を登らなければならないのだが、夏ならともかく、冬は遭難を覚悟で向かうなんて、か弱い私達には出来ない相談で、にこやかに料金を払って山頂へと走る事にする。いつもは羽黒山のスキー場の駐車場へ誘導され、レトロなバス(単にボロいバスとも言う)でピストン輸送されるのが、今年は参拝者が少ないのだろうか、山頂へ進めと言う。しかし、行く先は第2駐車場だった。こんな所があったのか!!



まるで裏口入学のような気分で、参道とは別の道を歩く。
左手には「蜂子皇子の墓」なる物の看板が出ている。
お~~~っ、それは知らなかった。王道ばかりが道じゃなかったのだ。
前の人に着いて歩くと、手水舎に出た。
手と口を清めて本殿にお参りする。



 鐘楼

 本殿内祈祷中

子供の頃から「はぐろさん」と呼んでいたから、羽黒山神社だとばかり思っていたが、出羽三山神社と書かれている。本殿の中央には月山神社、左手には湯殿山神社、そして右手には出羽三山神社・・。昔は神聖なる山には女人禁制だった。冬の厳しい気候の時には月山や湯殿山に登る事は出来ない。そこで出羽三山神社として羽黒山が重要だったのだと思う。月山は過去を、湯殿山は未来を、羽黒山は現在を祭る神社でもあるのだ。

写真は、この他数枚撮してきたのだが、ちょっと違う物が写り込んでしまったので、UPしない事にした。
せっかくの正月なのに・・・ぶつぶつ
コメント (8)
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