無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

CSの弱点

2006-01-09 18:04:00 | 社会
CSを見ていると、画面にモザイクがかかり、そして消えた。
スカパーのチャンネルの中には、R18指定のアダルトもあるのだが、決していかがわしい番組を見ていた訳ではない。

我が家のCSのパラボラアンテナは、物干しの手摺に固定されている。冬になると物干しの屋根に積もった雪が、軒先からグネッと垂れ下がってくる。その雪の固まりが電波をはじき画面を写らなくする。
また、暴風雨の時や分厚い雷雲が立ちこめた時なども写らない。さらに我が家ではあり得ないが、外部にさらされているアンテナでは、雪が積もると写らなくなる。
そのどれでもないのに写らないと騒いだ時には、軒からの落雪でケーブルがアンテナから抜けた時だった。

文明の利器は、意外に原始的な物に弱い。
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グッゲンハイム美術館

2006-01-09 17:50:20 | 建築・都市・港
さて、お待ちかねCSで見た建築の話をしよう。
スペインのビルバオ市にあるグッゲンハイム美術館の、計画から建設、その後のドキュメントを見た。設計を行ったのが、USA生まれのフランク・ゲーリーで、作品は現代アートと呼べる奇々怪々な物だ。彼に較べたら、ガウディなんてまともな方に違いない。外観は光り輝く薔薇の花びらのような曲面で構成されている。

この外観に見覚えがあった。JIAの深瀬さんが、ヨーロッパの視察中撮した写真の中に、見た記憶がある。外壁はチタンだそうだ。そう、あのゴルフのクラブに使われる金属で、場合によっては金と同じほどの金額と言う。ロシアが大量に放出して価格が下がった時に、仕入れて使えたらしい。

この曲面だらけの建物の構造は、大部分がスチールなのだが、2つとして同じフレームがない。図面化するにも、模型に光線を当ててCAD上に立体化させていく。私が日頃使っている2次元の図面なんて、何の役にも立たないとショックを受けた。そろそろ本気になって、CADの移乗を考えなければならない。こんなクネクネした建物の構造計算なんて、まともな方法では考えられないと思った。

最も私が感心したのは、完成した頃に賛否両論を呼んだ美術館だが、ここにやって来る人々の数だ。
人口100万人の都市の、この美術館だけに年間140万人の観光客を呼べると言う。酒田市にも土門拳写真記念館と言う建築の名作品があるが、これには到底及ばない。ビルバオ市がこれに費やした130億円の買い物を、高いか安いかは一概には言えないが、都市そのものの芸術レベルを上げた事には間違いはない。たった1枚の絵画にその金額を払うか、後世に残る建物を造るかは、首長と議会の判断に任されている。
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腹の立った話

2006-01-09 17:14:28 | 社会
ちょっと前に、ニュースでホリエモンが泣いている場面があった。彼の会社の株主総会での事だったのだが、会社があんなに儲かったのに、株主に配当はしないと言う。配当しない余剰の金で、次の買収をやるから自分を信じてくれと泣いていた。

つい2日前の番組で、ホリエモンが自家用ジェット機を見せてくれた。羽田から山形まで女性アナウンサーを連れて、ラ・フランスと山二醤油を漬けた餅を食べに飛んでいた。ジェット機の価格は○○億円だそうだ。例のみずほ証券でのシステムの間違いに因る株の売買でも、彼は儲けたらしい。それでも他の証券会社のように、儲けの返還はしないと言う。

直接、私には何の被害もないが、こんな人達だけが勝ち組として残る日本なんて、それを面白おかしく追いかけいるマスコミもしかり、最低だと思う。
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