ロイヤル・ペインズ セレブ専門救命医  SOSの届かな島

2013-04-30 19:00:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 ジルから、ERに来ないかと誘われる。欠員が出るからだ。。ハンクにはいい話だ。
 ハイテク産業財閥になったグラント家が、自分の島、グラント島に行くことになった。クレアがお産が近いが、毎年姉妹で行っているから今年も行くという。
 本当は医者が同行することにクレアは同意していない。家族だけで過ごしたいという。
 しかし夫は心配だ。とても成功した財閥だ。この世は金次第という考えの持ち主だ。セレブにはありがちな考えかもしれない。
 
 しかし、エヴァンは行く余地がない。そこへクレアが子守りがいないと騒ぎ出したので、エヴァンが専門家じゃないけど、母子家庭のボランティアにも行きましたと自ら売り込んで成功する。
 
 エヴァンにしてみれば、ハンクメドゥ(ハンク救命室)の財政係だから当然だ、というところだろう。

 クレアは週末、島で赤ちゃんを産みたいと思っている。だから誘発剤を使ってほしいというが、用心のためもってきたが、それはよくないとハンクが反対をする。

 えヴぁんはずっと、ケビンと呼ばれている。いちいち訂正するが、誰もきいてないらしい。
 島を管理しているのは代々ウィルの一族だ。再会を喜び合う、クレア。

 
 エヴァンは、アロンはげゲームに夢中だ。ロブとは打ちとけたという。
 
 しかし家につくと、電池、チップ等の入ってるものは全てここまでとカレンに言われ、携帯電話、ゲーム機まで没収させる。家族の時間を大切にしたいという彼女の気持ちだ。ハンクだけは医療用の携帯電話を持っているが、電波が届かないから意味はない。昨日、ついにいい所まで行きかけたジルとエヴァンに邪魔をされた。この仕事の話でだ。今夜その続きをと言っていたのに、連絡も取れないまま来てしまった。連絡を取りたいが…いざとなったら、衛星電波を使うらしい。

 時代は変わる、家族は変わらない。マルガリータを作りたい。妹はそれだけは譲らず、ジューサーは使うという。

 テレビもない。ブルーレイもない。
 本当に電気物はすべて禁止だ。
  
 
 クレアの血筋は珍しい家系だ。
 

 クレアはロイスの子どもは好きだけど、いつも家族と繋がらない。それが不満なのだ。

 アーロン、ビーチは嫌い。薪きわりも嫌い。そして僕は嫌われてるという。
 そんな彼に自身がつけたくて、エヴァンとウィルで車の運転をアーロンに教える。
 
 金融資産が30%減ったの。姉妹が話している。
 ハンクは電波を探してる。どうしもつながらないので、衛星電波でジルとのデートをキャンセルした。

 しかし、アーロンの運転する車が溝に落ちた。

 医療用の電話もエヴァンが持っていたため壊れた。ウィルの足がやられてる。骨を負った。複雑骨折だ。
 いろいろなものを代わりにして、治療や添え木にする。
 
 ウィルはリストを飲んでる。
 アーロンは困ったもんだ、あのまま大きくなったら苦労するとウィルは心配する。
 リディアの所にハンクのメールが行く。エヴァンが何かのときにこっちに転送するようにしてしまったらしい。

 ジルはハンクに電話しようかとして止めて、急いで送信してあせっていた。 
 
 整理食塩水を作る、19世紀のやり方だ。しかしここでは、これしか方法がないのだ。


 産みたがりの妊婦と骨折した老人。突然大変なことになった。 エヴァンはハンクがジルの病院のERに入ろうとしてることを知り、ハンクメドゥ(ハンク救命室)と財務係を捨てる気か?兄妹仲良くやって行こうという。兄貴が言ったんだろ。しかし父親が消えたときの話だ。親父が消えたとき、電話したくなる親父がほしかったとハンクがいう。

 うめく声がする。
 ついに陣痛と部屋に飛び込むと夫婦のお楽しみの最中だった。エヴァンまでやってくるが、こちらは意味もなく出ようとしない。ハンクが引きづり出す。
 産まれるのかと思って、ウィルも動こうとした。お陰で…。

 カレンがしていることはイタリア式誘発運動で食べ物も刺激物もダメだとハンクは翌日言った。

 ペイントゴールがダメと聞いて、ショックを受ける、見たい。ゲーム解禁したら?エヴァンは言うが…。
 
 リディアはジルの所へさりげなく、間違ってメールがこちらに転送されてると伝えに行く。別にハンクメドゥと並行してやればいいのにという。彼女は、2度も挑戦して、ダメにしてる。こういう2重生活はお勧めできない。もちろんリディアの親は知らない。

 
 、
 ウィルはクマジン 抗凝固剤を知らないうちに飲んでいた。頭痛に聞くかと思ったらしい。ここが痛いという所にコブがある。
 昨日の事故のとき打ったんだ。

 アーロンは落ち込んでいた。いつも馬鹿をやる。8歳のときはボートを流した。次の年はツリーハウスを焼いた。12歳の子供だ。しょうがない。エヴァンはアーロンの所へ行くと滅茶苦茶にけなされるが、ゲームを取り返したと彼に渡す。ある意味、この2人は頭の程度が同じなのだろう。
 ウィルが飲んだ薬のせいで、合併症を起こすかもしれない事態になった。ヘリを呼ぶ。しかし時間がかかる。その間にできることをしようと、木に穴をあける電動ドリルで、頭に穴を開けた。血が出る。その前に出血が多いことを見越して、血液型を調べるが、珍しい、血の家系のため合わない。しかし、ハンクがトレイを使い、その光の反射を利用して調べるやり方をアーロンが見てまねていた。

  エヴァンは12歳のアーロンと話していた。ヒーローっていいよな。俺もばかばっかやった。親の関心を集めたかったかららしい。兄貴を頼ってた。こういうゲームと似てる。そして、あれこれ時間をかけてリセットしてヒーローになればいい。今は兄貴が頼ってくれたという。
 しかしヒーローなら、俺はスーパーマンよりバットマンがいいなとエヴァンは相変わらずだ。影があるからいいらしい。
 全くエヴァンにはない。
 

 ウィルがおかしい喋らないという。
 そして特殊なウィルの血にあうのは子どものアーロン1人。子どもに輸血はさせられないというハンクに母のクレアがやらせてやってという。
 元々気を失うのは俺に任せてと部屋を出ていたが、戻ってきて、頭に穴を開けたのを知ると、言葉通り倒れる。
 ハンクはウィルが同じことを繰り返し言うようになったら教えてくれという。
 救急ヘリは10分できた。

 脳神経科医がハンクをべた褒めしている。前病院を辞めることになった理由を全く気にしてないという。

 ジルに聞かれると、考えるのを忘れてたが、ERには入らない。
 しばらくこのまま続けていきたい。その方が人間同士の関わりが患者1人1人とできる。
 ハンクはやりがいを感じていた。

 そしてもう1つ、会いたかったジル、それを忘れていない。


 カレンも自然に任せて産むという。
 
 血が適合していたのはロイスとアーロンだけだ。何故だとウィルに聞くと、それはカレンと大伯父に聞けと言われる。

 グループ企業で働くなんてしょうにあわないらしい。 

幻の王女 チャミンゴ  第12回

2013-04-30 15:00:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 ワン・ゲンが死に、知らせを受けた夫人の、ワン・モヘンがプダル将軍を連れ、屋敷を訪ねてくる。
 しかし、それを聞いてもジャシルは戴冠式に着るラヒの服選びで忙しい。ラヒはまだ伯父様の葬儀が終わっていないのにと、意地悪丸出しで言うが、ジャシルは気にしていない。
 したくないのかもしれない。大変なことになるのは判っている。

 とにかく、ドアを開けるなと命令する。
 騒ぎを聞き、ハソが開けるように言うが、女官長になる約束を取り交わしたらしいチソはできないという。他の侍女がいくら女官長でも第1夫人の言葉を蹴るとはと、こちらも一線触発のムードだ。

 王宮からまだ兵は来ないのかというジャシルにラヒは余裕で、叔母様が怖いのでしょ。という、全てを見ていたら日の心の中で何かが代わり、それが彼女の心の均整を取らせている。
 そんなことないわというが、怖くないわけがない。
 嘘をついても判ると、ラヒさえ、いう。さすが、その場に居合わせた子だ。そして母の子だ。
 
 ヘヤンはドアを壊せという。ハソはお客様を中に入れろとう。ハソの意見が通り、中に入れることになるが、モヘンはハソの顔を見るなり殴りつける。
 ジャシルと計画したなと、完全に誤解をしている。

 ジャシルを多声で呼ぶ。しょうがなしにジャシルが出ていくと、よくもやったなと切りこんでくる。まさか、心臓発作で…義姉は信じない。
 お義姉さまこそこんな所にいていいんですか、夫の霊は常に自分の側にいるからいいんだ。
 どうにか追い返そう。どうにかやってやろうの繰り返しになって来た。

 ラヒは笑って見ている。

 そして火のついた矢をジャシルに向けた。よくも夫を殺したな。火破りにしてやると、矢をジャシルの服に打ち込む。

 ラヒ、モソ、その侍女トンコミが駆けつけてきて、火を消せと家臣や下働きも手伝って、消そうとするが、火は燃え広がる一方だ。

 ジャシルは何をされても文句は言えないが、これで家を失う、生命を失うものがいたらいい被害である。


 ヘンカイは健康なのにこの時期になると熱を出すらしい。ついているプクが医者に見せてというが、チャチャンスの妻、ミチュはそんな金がどこにあるという。サンゴのかんざしがあるというと、あれは次の公演までの生活費よと言って取り合わない。
 チャチャンスは子どもたちに楽器を教えている。ヘンカイのことを聞いても今まで生きられたんだから、プクと言い合ったことで腹を立てているせいか、いいじゃないと冷たい。

 心とは裏腹なことをチャチャンスは見抜いている。

 プクは食べさせなきゃと、兄に栄養とつけたくて鶏小屋に行く。片足だけでいいから分けて(無理だろう)片足だけでいいのよ(無理だと思うよ)そして1羽捕まえるが、さけないと気づのか、鶏を話し、チャチャンス夫婦の部屋に忍び込み、かんざしを探す。
 そのとき、赤ちゃんの服を見つける。
 「吉祥」と刺繍がしてあるが、読めるはずがない。そして血が付いていることに驚く。
 そして以前、喧嘩になったとき、ソソから、船を見つけたのは自分。胸にかんざしが刺さっていたと聞いたのを思い出す。じゃ、これは私の血?今それを考えても仕方がないから、プクはかんざしを探すが、以前のものじゃない。それに増えている。

 ジャシルがくれてやったものらしい。

 浜辺ではホゴクが1人他それがれにくれていた。ワン・ゲンが死んだ今、新しい出片を考え得ているの途方に暮れているのか。

 男が1人、チャチャンス夫妻に訪ねている。船がこなかったか? 
 夫婦はここで練習しているせいかいろいろ聞かれるが、知らないと、礼金を払いそうにないと思うと誤魔化す。かんざし…10数年前…それを耳にしたホゴクは何かに気づく。崖から落ちる。何故今頃、探すんだろうと不思議に思っていたチャチャンス夫婦は音に驚き近づくとホゴクガ足を滑らせ岩の下に落ちている。
 何故こんなところに?
 故郷を忘れないためだ。こっちも言ってることは暗号だ。
 主君があの先の故郷で眠っている。
 そういい、歩けない足を引きづりながら、歩きだす。
 チャチャンスの子どもたちの中にチャミョンがいる。そう考えたホゴクは見えないユ・ホンに向かって私たちの勝ちですと笑いだす。

 不気味以外の何物でもない。

 妻は頭のおかしな人なのよというが、チャチャンスはまた考えが違うようだ。
 何か事情があるんだろうと言うが、いまどき乱世の世だから事情はつきものだという。

 いっそのこと、プクとヘンカイのことを言おうかというが、礼金がもらえるかもしれない。というミチュにチャチャンはそれじゃ、汚い奴らと一緒じゃないかという。
 一応育ての親だものと、ミチュも折れる。

 プクはヘンカイを医者に連れて行こうとしていた。ヘンカイは夢を見ている。イルプムと呼ばれていた。船に母に流された夢だ。「お母さん」とって目覚めるが、女性がいた年か覚えていない。夢の中では全部判るのに。
 プクはもう探さないでという。一連の流れを考えるとまともな人じゃないとしか思えない。娘の胸にかんざしを刺すのだ。私の両親は兄さん、探さないでと泣きじゃくる。


 高句麗では、メンルスが月経を止めるよう毒薬を飲んでいた。どんどん強い薬草になっていくことに侍女は心配が隠せない。

 ホドンが、役目を果たせば、王后という自分の役目がなくなってしまう。

 しかし、ホドンもラヒに求婚をしなければならず、その衣装選びに叔母と一緒に忙しい。
 本当は嫌だ、不細工だし、性格は悪いし、剣は振り回す。でも王室の結婚とはそんなもんだと叔母の夫に言われ、どうしてもラヒを手に入れて楽浪を手に入れると誓っていた。
 

 しかしピュリナ族の心配は1つだ。王子には後見人がいない。もし、チェ・リが味方に付けば…。
 しかし王后はピュリナ族しかなれない。それも今となってはないに等しい。
 高句麗のしきたりでは、妻を娶ると夫は妻か夫が成人するまで妻の国で暮らさなければいけないそうだ。

 一族集まっての話し合いの席で、求婚の使者に王后の父が立つことになった。
 しかし、薬草を飲んでいるメンスルは具合が悪く、その場で下がろうとして、倒れてしまう。

 楽浪では、ジャシルに火を放ったもヘヤが牢に繋がれている。
 様子を見に行ったハソは縛られているのに驚き自由にしろという。大罪人だという役人にワンの大奥様だという。自決するかもしれないからというが、自決する気ならもうしてる。外せ、ジャシルはまだ生きているそうだな。留めを刺しに行くという。

 ジャシルは痛がって手当をさせない。あれでは傷が残ってしまう。楽浪一の美女と言われた方です。おいやなのでしょう。だったらと、ラヒが買って出た、しようとするが、やはり嫌がる、侍女を下がらせ、まだ楽浪一の美女と呼ばれたいの?身体を見せるのはお父様だけでしょ。だったら、もうお父様はここへは来ない。生命があっただけいいわ。原因を作ったんだからしょうがないとわりとまともなことを言って母を説教している。
 それを聞いて、ジャシルは笑いだす。ラヒの言ったことが判っていないが、彼女なりの理屈でヘンヘにも責任があると、そこで何故か元気になり、治療を始める。

 ヤンへ処罰について話し合いがもたれる。やはり店舗、家が10軒近く燃え、30人は死者が出た。腰刑にしましょうというのを、チェ・リはできないという。ではさらし首でで?というできないというチェ・リにそれでは民が黙っていません。

 1か月経ってもヘンエの処置は出ない。今日こそ決めねばとならない日、チェ・リを説得してくれと頼まれたジャシルは乗りこみ、服を脱ぎ捨てる。これを見てくれ、もう女ではない。抱けますか?生きていないと怒りをぶつける。

 プクはヘンカイを医者に診せたくやはりかんざしを持ち出していた。しかし盗みはしないと約束しろとお仕置きをしても、これは私のものでしょ。盗んでなんかいないと飛び出す。
 チャチャンスもいつまでも撮っておくお前が悪いと言い出す。

 1人沈んでいるプクにヘンカイが寄り添う、私の名前はなんていうの?
 「プク」
 漢字はと聞かれ
 不哭 と教える。元気で泣かない子という意味だ、というが、本当は 吉祥と書きたかったらしいが、忘れた、それでプクと読むのか?というヘンカイに判らないと答えていると、ホゴクが近よってくる。プクがうろ覚えで書いた字を、キルサン=いいことが起こるようにという意味だと教えてくれる。

 高句麗では突然見舞いに訪れた王に、王后は月経が止まったと告白した。

 楽浪ではチャミョンの乗った船が山東半島へついて、チャチャンスの所へいると知らせが入った―――。

ガラスの仮面  夢の一夜

2013-04-30 12:30:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 大地からハッスル礼気 それが購買の木 ここを離れると枯れる
 それがこの神社の始まりだ。2人は天女像の絵の描かれた巻物をじっと見た。

 今、紅天女の聖地にいる。
 それが2人を素直にさせるのだろうか。

 マヤは速水さんに喜んでもらえる紅天女を演じたいと言った。

 マヤは今まで自分が嫌われていると思っていた。
 真澄もまた、マヤに嫌われていると思っていた。
 しかし嫌ったことなどない。舞台の上の君が好きだった。

 マヤは言ってほしかった。今まで励ましてくれた唯一のファン、会いたいと願っていた人、それが真澄なのだから一言言ってくれれば、その胸に飛び込もうとしていた。

 雨の中でびっしょり濡れたマヤは震えるように寒い。
 よければ、こっちへ来ないか。真澄が言う。

 マヤは躊躇することなく、真澄に温めてください。私は金の卵かもしれないんでしょ。だったらそれくらいの我儘聞いてください。
 虚勢を張りながら、でも本当の気持ちを伝えたい、ここでだからできることだろう。

 2人はそれぞれ温め合って眠った。

 紅梅の中を通り、2人はそれぞれの場所へ帰る。その道すがらマヤが梅の木を1本折った。

 昨日はありがとうございました。これ、私の気持ちです。

 マヤはそれだけ言って梅の木を渡すと走り去った。


 速水は、里を降りた。そして気付く。
 枯れている。梅の花が枯れていた。あそこでしか咲けない花なのだろうか。

 そして、水の演技テストが始まった。この頃になると報道陣も2人の様子を取材しに来ていた。

 亜弓は人魚姫の恋心を演じる。
 マヤは龍神…水の心を演じた。

 滝の中から現れたマヤは、一瞬で竜神の登場にはあれが相応しいと思ったという。

 それを聞くと、亜弓はやはり心穏やかではない。


 月影は源三にどっちが良かったと聞いた。

 源造三と月影の意見は変わらない。

 亜弓の演技力、表現力、美貌、そして女優として必要な華をもっている。今のところ全ての点で亜弓が勝っている。

 しかし、マヤは演じることを本能で知っている。
 「面白い子ね」
 あの子の芝居は劇場を出ても人の心に残る演技だ。

 最後の土のテスト、それですべてが決まるのだろうか。


 その頃、自動車事故で行方不明になっていた、速水英介があるこ屋で目を覚ました。
 君が助けてくれたのか?
 誰かに知らせてほしいと、英介は自分の名前が入った懐中時計を託す。それを買い物帰りの源造が見つけ、月影と共に小屋を訪れた。

 
 しかし会社では、真澄は養子だということで、後継者争いが始まろうとしていた。
 婚約している紫織にも考え直すいいチャンスかもしれませんよ、と真澄は言った。英介がいなければ真澄の後ろ盾はない。
 しかし紫織はついていくという。

 土の演技…。
 土は育む。大地の母…。マヤはそのことに気づいていた。

 亜弓は、土は塊石になる。それが更に固まると岩になる。姿を代え、感触も全て違う。そこから何かを得ようとしていた。そして縄文式土器を見た。

 マヤは発芽した芽が母から旅立って行く様子を表現した。
、縄で土器を作り、それが割れ、大地に帰る姿を演じた。

 そして全ての紅天女のためのエチュードは終わった。

 2人は台本を渡された。そして紅天女の衣装と表を見せられる。
 千草は、あの頃の劇場の匂いさえ思い出しそうだと考え深げに言った。

 2人はもう紅天女が判っている。1週間後にあの梅の谷で、演じてもらうという。

 桜小路優も仏師と呼ばれる男の所にその様子を見ていた。
 役場に勤める青山という男は、普通の男だった。家に帰れば普通の父親。しかし、一点、仏像に向かう様子が一変した。
 人とかかわっていたいから、仕事はしているのだという。

 優も見学をを得、1度東京に帰ることにしたようだ。

 その頃、月影や源造を見張らせていた真澄が父の居所を掴んだ。
 そして病院に行こうというが、嫌だと言う。助けてくれたのは月影だ。あの月影千草だ…。

 しかし、紅天女の衣装と表を前についに月影が倒れた―――。