幻の王女 チャミンゴ  第12回

2013-04-30 15:00:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 ワン・ゲンが死に、知らせを受けた夫人の、ワン・モヘンがプダル将軍を連れ、屋敷を訪ねてくる。
 しかし、それを聞いてもジャシルは戴冠式に着るラヒの服選びで忙しい。ラヒはまだ伯父様の葬儀が終わっていないのにと、意地悪丸出しで言うが、ジャシルは気にしていない。
 したくないのかもしれない。大変なことになるのは判っている。

 とにかく、ドアを開けるなと命令する。
 騒ぎを聞き、ハソが開けるように言うが、女官長になる約束を取り交わしたらしいチソはできないという。他の侍女がいくら女官長でも第1夫人の言葉を蹴るとはと、こちらも一線触発のムードだ。

 王宮からまだ兵は来ないのかというジャシルにラヒは余裕で、叔母様が怖いのでしょ。という、全てを見ていたら日の心の中で何かが代わり、それが彼女の心の均整を取らせている。
 そんなことないわというが、怖くないわけがない。
 嘘をついても判ると、ラヒさえ、いう。さすが、その場に居合わせた子だ。そして母の子だ。
 
 ヘヤンはドアを壊せという。ハソはお客様を中に入れろとう。ハソの意見が通り、中に入れることになるが、モヘンはハソの顔を見るなり殴りつける。
 ジャシルと計画したなと、完全に誤解をしている。

 ジャシルを多声で呼ぶ。しょうがなしにジャシルが出ていくと、よくもやったなと切りこんでくる。まさか、心臓発作で…義姉は信じない。
 お義姉さまこそこんな所にいていいんですか、夫の霊は常に自分の側にいるからいいんだ。
 どうにか追い返そう。どうにかやってやろうの繰り返しになって来た。

 ラヒは笑って見ている。

 そして火のついた矢をジャシルに向けた。よくも夫を殺したな。火破りにしてやると、矢をジャシルの服に打ち込む。

 ラヒ、モソ、その侍女トンコミが駆けつけてきて、火を消せと家臣や下働きも手伝って、消そうとするが、火は燃え広がる一方だ。

 ジャシルは何をされても文句は言えないが、これで家を失う、生命を失うものがいたらいい被害である。


 ヘンカイは健康なのにこの時期になると熱を出すらしい。ついているプクが医者に見せてというが、チャチャンスの妻、ミチュはそんな金がどこにあるという。サンゴのかんざしがあるというと、あれは次の公演までの生活費よと言って取り合わない。
 チャチャンスは子どもたちに楽器を教えている。ヘンカイのことを聞いても今まで生きられたんだから、プクと言い合ったことで腹を立てているせいか、いいじゃないと冷たい。

 心とは裏腹なことをチャチャンスは見抜いている。

 プクは食べさせなきゃと、兄に栄養とつけたくて鶏小屋に行く。片足だけでいいから分けて(無理だろう)片足だけでいいのよ(無理だと思うよ)そして1羽捕まえるが、さけないと気づのか、鶏を話し、チャチャンス夫婦の部屋に忍び込み、かんざしを探す。
 そのとき、赤ちゃんの服を見つける。
 「吉祥」と刺繍がしてあるが、読めるはずがない。そして血が付いていることに驚く。
 そして以前、喧嘩になったとき、ソソから、船を見つけたのは自分。胸にかんざしが刺さっていたと聞いたのを思い出す。じゃ、これは私の血?今それを考えても仕方がないから、プクはかんざしを探すが、以前のものじゃない。それに増えている。

 ジャシルがくれてやったものらしい。

 浜辺ではホゴクが1人他それがれにくれていた。ワン・ゲンが死んだ今、新しい出片を考え得ているの途方に暮れているのか。

 男が1人、チャチャンス夫妻に訪ねている。船がこなかったか? 
 夫婦はここで練習しているせいかいろいろ聞かれるが、知らないと、礼金を払いそうにないと思うと誤魔化す。かんざし…10数年前…それを耳にしたホゴクは何かに気づく。崖から落ちる。何故今頃、探すんだろうと不思議に思っていたチャチャンス夫婦は音に驚き近づくとホゴクガ足を滑らせ岩の下に落ちている。
 何故こんなところに?
 故郷を忘れないためだ。こっちも言ってることは暗号だ。
 主君があの先の故郷で眠っている。
 そういい、歩けない足を引きづりながら、歩きだす。
 チャチャンスの子どもたちの中にチャミョンがいる。そう考えたホゴクは見えないユ・ホンに向かって私たちの勝ちですと笑いだす。

 不気味以外の何物でもない。

 妻は頭のおかしな人なのよというが、チャチャンスはまた考えが違うようだ。
 何か事情があるんだろうと言うが、いまどき乱世の世だから事情はつきものだという。

 いっそのこと、プクとヘンカイのことを言おうかというが、礼金がもらえるかもしれない。というミチュにチャチャンはそれじゃ、汚い奴らと一緒じゃないかという。
 一応育ての親だものと、ミチュも折れる。

 プクはヘンカイを医者に連れて行こうとしていた。ヘンカイは夢を見ている。イルプムと呼ばれていた。船に母に流された夢だ。「お母さん」とって目覚めるが、女性がいた年か覚えていない。夢の中では全部判るのに。
 プクはもう探さないでという。一連の流れを考えるとまともな人じゃないとしか思えない。娘の胸にかんざしを刺すのだ。私の両親は兄さん、探さないでと泣きじゃくる。


 高句麗では、メンルスが月経を止めるよう毒薬を飲んでいた。どんどん強い薬草になっていくことに侍女は心配が隠せない。

 ホドンが、役目を果たせば、王后という自分の役目がなくなってしまう。

 しかし、ホドンもラヒに求婚をしなければならず、その衣装選びに叔母と一緒に忙しい。
 本当は嫌だ、不細工だし、性格は悪いし、剣は振り回す。でも王室の結婚とはそんなもんだと叔母の夫に言われ、どうしてもラヒを手に入れて楽浪を手に入れると誓っていた。
 

 しかしピュリナ族の心配は1つだ。王子には後見人がいない。もし、チェ・リが味方に付けば…。
 しかし王后はピュリナ族しかなれない。それも今となってはないに等しい。
 高句麗のしきたりでは、妻を娶ると夫は妻か夫が成人するまで妻の国で暮らさなければいけないそうだ。

 一族集まっての話し合いの席で、求婚の使者に王后の父が立つことになった。
 しかし、薬草を飲んでいるメンスルは具合が悪く、その場で下がろうとして、倒れてしまう。

 楽浪では、ジャシルに火を放ったもヘヤが牢に繋がれている。
 様子を見に行ったハソは縛られているのに驚き自由にしろという。大罪人だという役人にワンの大奥様だという。自決するかもしれないからというが、自決する気ならもうしてる。外せ、ジャシルはまだ生きているそうだな。留めを刺しに行くという。

 ジャシルは痛がって手当をさせない。あれでは傷が残ってしまう。楽浪一の美女と言われた方です。おいやなのでしょう。だったらと、ラヒが買って出た、しようとするが、やはり嫌がる、侍女を下がらせ、まだ楽浪一の美女と呼ばれたいの?身体を見せるのはお父様だけでしょ。だったら、もうお父様はここへは来ない。生命があっただけいいわ。原因を作ったんだからしょうがないとわりとまともなことを言って母を説教している。
 それを聞いて、ジャシルは笑いだす。ラヒの言ったことが判っていないが、彼女なりの理屈でヘンヘにも責任があると、そこで何故か元気になり、治療を始める。

 ヤンへ処罰について話し合いがもたれる。やはり店舗、家が10軒近く燃え、30人は死者が出た。腰刑にしましょうというのを、チェ・リはできないという。ではさらし首でで?というできないというチェ・リにそれでは民が黙っていません。

 1か月経ってもヘンエの処置は出ない。今日こそ決めねばとならない日、チェ・リを説得してくれと頼まれたジャシルは乗りこみ、服を脱ぎ捨てる。これを見てくれ、もう女ではない。抱けますか?生きていないと怒りをぶつける。

 プクはヘンカイを医者に診せたくやはりかんざしを持ち出していた。しかし盗みはしないと約束しろとお仕置きをしても、これは私のものでしょ。盗んでなんかいないと飛び出す。
 チャチャンスもいつまでも撮っておくお前が悪いと言い出す。

 1人沈んでいるプクにヘンカイが寄り添う、私の名前はなんていうの?
 「プク」
 漢字はと聞かれ
 不哭 と教える。元気で泣かない子という意味だ、というが、本当は 吉祥と書きたかったらしいが、忘れた、それでプクと読むのか?というヘンカイに判らないと答えていると、ホゴクが近よってくる。プクがうろ覚えで書いた字を、キルサン=いいことが起こるようにという意味だと教えてくれる。

 高句麗では突然見舞いに訪れた王に、王后は月経が止まったと告白した。

 楽浪ではチャミョンの乗った船が山東半島へついて、チャチャンスの所へいると知らせが入った―――。


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