元町海岸に打ち上げられた木材や家具の破損品の数々、報道によると東日本大震災で、瓦礫となった木材などが苫小牧沿岸にたどりついたものと思われている。大震災で教えられた教訓はたくさんある。それを我がまちで活かすことが、必ず減災につながっていく。
あの岩手県釜石市の子供たちが、防災教育の重要性を見を持って教えてくれたのもその一つ。釜石市に防災教育に携わってきた群馬大学大学院の片田敏孝教授は、「自然災害に向き合う時、主体的に自分の命を守り抜くという意思が重要なポイントになる」と語っている。片田教授は津波に対しては徹底して早く逃げることを教え込んだ。いかに安全に避難できるかも、日頃の訓練の成果が問われる。
国の防災基本計画を受けて北海道が地域防災計画の修正を行う。それを受けて苫小牧地域防災計画の見直しをするが、この防災教育は、いち早く取り入れて実施をするべきだと思う。
生き抜く力を培いたい | 公明党 ニュース公明新聞:2011年7月4日付