市教委では、「すくらむ苫小牧・トータルサポートプラン事業が本年度から実施されて、本人や保護者との面談が多く行われ、前年度と比較して、不登校児童は減少傾向にある。」定例市議会での私の一般質問に対する答弁でした。また、「しかし、不登校の疑いあるいは不登校傾向の児童が潜在している状況もあり対策には一層の充実が必要」との答弁もありました。その対策として、個別学習支援制度の実施を提案しましたが、市教委は指導体制の充実をすすめるとの答えでした。
この個別学習支援制度は、埼玉県志木市で「不登校ゼロを目指すホームスタディ制度」として実施しており、50%が改善(学校復帰)、残りの50%も改善の兆しとの成果を出しています。内容は児童本人と保護者の希望があれば、自宅や公共施設、また学校内での個別学習で出席同様の扱いとなり、本人の学校復帰へのきっかけづくりになっています。昨年、苫小牧市で不登校と判断された児童・生徒は171名でした。子どもたち一人一人に応じた支援が大切であります。子どもたちの復帰のためにも、あらゆる対策を講じるべきだと思います。これからもしっかりと訴えてまいります。