藤田ひろみのブログ

心豊かなまちづくり 苫小牧市議会議員 藤田ひろみ

首相献金問題。

2009年12月12日 | インポート

昨日の11日は、第14回定例苫小牧市議会の最終日で、自民系会派「緑風」から出された「鳩山由紀夫首相の偽装献金問題の全容解明と説明を求める要望意見書」の本会議への提出をめぐり、野党の民主党・市民連合、共産、中間会派のせいしん、民の風の4会派が、「この問題は鳩山首相だけではない」、「国に提出する意見書はそぐわない」などと、本会議への提出に反発した。(北海道新聞記事)
しかし驚きましたね。民主党・市民連合が反対するのは理解できますが、まさか共産と中間会派のせいしんまでもが反対するとはびっくりです。さらに共産が「政治資金規正法の不適切処理の説明責任を求める決議」を突然理事会に提案。民主党・市民連合、せいしん、民の風が同意して、急遽本会議に提案した。要望意見書は、国までとどくが、決議では議会の意思表明にとどまるものです。結局採決では、意見書が否決され、決議が可決されました。

一国の総理大臣による偽装献金問題について、鳩山首相は説明責任を果たしておらず、多くの国民が納得できない。説明すべきとの声が多数を占めています。

鳩山総理は、これまで政治と金の問題については厳しい発言をされてきました。鈴木宗雄議員秘書逮捕に関し、「私は以前から鈴木議員に辞職を求めてきたが、議員の分身といわれている会計責任者の逮捕は議員本人の責任であり、改めて強く求める」との発言(夕刊フジ)や、「私は政治家と秘書は同罪と考えます。政治家は金銭に絡む疑惑事件が発生すると、しばしば、あれは秘書がやったこととうそぶいて、自らの責任を逃れようとしますが、とんでもないことです」、「秘書が犯した罪は政治家が罪を受けるべきなのです」(鳩山氏メルマガ)などがありますが、鳩山首相は、自分の事になると「あれは秘書のやったことで私は全くわからなかった」「信頼している秘書に裏切られた」、自身の「責任の是非に関しては、捜査が今進行しておりますから、そこに委ねたい」、(11月4日衆議院予算委員会)と、相変わらず逃げの一手なんですね。