江原ひであき

新社会党

5月10日(木)。小沢、控訴に思う。ホント?発送電分離。

2012-05-10 | Weblog

5/10、 晴れ。  きのうの日誌を一部修正加筆。

◆小沢元民主党代表の控訴に思う--その2。                                              きのうに続いてきょうも書く。私は「小沢一郎」悪人説を垂れ流したメディア関係者も糾弾したが、きょうの東京は社説で見解を表明している。 “一審尊重へ制度改正を”との見出しで、リ-ド文で次のように書いている。“一審無罪の小沢一郎民主党元代表を検察官役の指定弁護士が控訴するのは疑問だ”。 そもそも検察が起訴を断念した事件だ。一審無罪なら、その判断を尊重するよう検察審査会制度の改正を求めたい”、と。                                                                                               社説はさらに云う。 ”とくに小沢元代表の場合は、特捜検察が一人の政治家を長期間にわたり追い回し、起訴できなかった異様な事件である”、と。                                                  私からすれば、冷静に見たときの常識的判断だが、東京が社説でよく書いたと思う。一般国民は長年にわたる「金権小沢、悪人小沢」説を刷り込まれて来ているので、誘導設問に乗せられて「説明が足りない」などと平然と云う。どの部分を説明しろとか分からないままにだ。

 私は条件付きだが小沢氏を評価している。「権力を奪取、維持し政治を行う(国を統治する)には強固な政党が不可欠だ」 といっている。また、“政党は国民に約束したことは実現に向けて最大限の努力をしなければならない”と言って、自らの党の政権を批判している。このような政党論、権力論は理解できる。しかし、国の在りようとか政治に対する理念は大きく異なる。

 小沢氏に対する認識では、元毎日新聞記者の西山 太吉氏の評価を紹介しておきたい。西山氏いわく 「民主党は小沢一郎代表時代に 『日米同盟を検証し、米国に言うべきことは言う』 と主張していた。主権国家としての日米同盟に切り換えるとしたその姿勢が凄いと思った」と。また、岡田克也外相が就任初日に 『日米間の密約を徹底的に解明する』 と明言した。そして、鳩山政権はインド洋での米艦船への海上補給活動を止めた」 と言っている。さらに、あの頃、米国は衝撃だったろう。日本の外務省、防衛省も同様に。しかし、その後はもろかった。鳩山由紀夫首相も小沢一郎氏も完全に包囲された、とも。      

 そして私が言う。 さすがに、真実を明らかにするため命を賭けて権力を暴いた哲人の眼差しは鋭く且つ冷徹である。 「その延長上にこんにちがある」 のだ。グロ-バルな権力支配構造は実に恐ろしく巨大である。

◆ホント?発送電分離が加速。


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