江原ひであき

新社会党

5月04日(月)。 朝日と東京。 

2009-05-04 | Weblog
5/04、晴れ。 きょうが緑の日だって! ちなみに4/29は昭和の日だとのこと。

朝日と東京。
 朝日の1面に気になる二つのニュ-スが載っている。一つは日本が「アジアに円建て融資、6兆円強」とある。金融危機でアジアの国が外貨不足に陥った場合、円建てで6兆円を融資するという。日本が機器への対応として円の融資を表明するのは初めて、とある。ドル資金による支援を含めると10兆円になる、と。
 そうした政策決定の裏には“アジアで台頭する中国・人民元に対抗する意味合いもある”と書かれている。

 二つ目は深刻な話だ! ルポ、にっぽん!として「無届施設、人生の終着点」。
 東京都内の斎場。この日、60代の男性が荼毘に付された。見送ったのは男性2人だけ。三晃ホテルの職員だ。死んだ男性には妹がいた。関係者が危篤だと知らせたが、「墓はありません。葬式は福祉の方でやってください」と言われたという。
 この男性は台東区の宿泊施設「ふるさとホテル三晃」にいた。三晃ホテルは定員が78人。入居者全員が生活保護受給者で65%が高齢者。6割が要介護認定を受け、身寄りがないか、身内と連絡を絶っている人が多い。
 3月19日、群馬県渋川市の「静養ホ-ムたまゆら」の火災で、10人が死亡した。「たまゆら」は無届施設だ。三晃ホテルは「自立援助ホ-ム」と名乗っているが大きなくくりでいえば無届施設だという。
 二つの施設の共通点は入居者に身寄りがないか、あっても連絡を絶っている。つまり孤独なのだ、この世に1人なのだ。ルポライタ-が書いているように 「人生の終着点」 なのだ。
 実に悲しい現実だ。100兆円以上もの予算をジャブジャブ使うのに身寄りもなく死んでいく多くの人たち。日本の国の現実だ。年寄りだけではない! 年収200万円以下の低賃金、無権利労働者が1000万人を超えた!
 日本の支配層は人間社会の在りようを見失った。自らが資本の僕となって人間を搾取している。一日も早く打ち倒さねばならない! 起ちあがろう!
 

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