江原ひであき

新社会党

5月05日(月)。 9条世界会議。 減少止まらない出生。

2008-05-05 | Weblog
5/05、曇り。 こどもの日。1日から連日の集会参加でさすがにいささか疲れた。

◆9条世界会議2日め。
 きょうも実に大勢の人たちが参加した。きょうは分科会だが、朝からしっかり参加しても3分科会しか廻れない。同じ時間帯で10カ所以上の分科会が行われているので残念だ。いずれ、まとめの報告書が出されるだろうから待つしかない。
 私は午前の「グロ-バリゼ-ションと戦争」に参加したかったがやぼ用で間に合わなかった。午後は「東北アジアと米軍再編」と、4時からのシンポ、「9条の危機と未来」が私の価値観(世界観、歴史観)を“揺るぎない確信”にすることができた。 続きはあした書く。
 
続き。最初に基調提起者?のような立場で経済同友会幹事の“品川正治”さんと早稲田大学教授の“水島朝穂”さんからミニ講演がされた。品川さんのお話は何回か聞いているがきょうの話しは厳しく、「人間としてどう生きるのかが問われなければならない! と個人の選択を迫るものだった。
 戦争に対して“国家の目で見るのか、人間の目で見るのか”が問われる!。経済も同様、国家の目で見るのか人間の目で見るのかによって決定的に異なる結果となる。
 今回の「9条世界会議の意義は世界史を大きく変える分岐点」となる、と格調高く論じた。
 
 水島さんはいつものとおり歯切れ良く「憲法9条の規範力?」についてを話された。9条の規範を考えるとき現実との乖離が大きいが、4/17の“イラク派兵は憲法違反”との判決の持つ意義は大きい。
 権力者達をのさばらせている現実は主権者の側にも問題(責任)がある。特に“帝国主義的市民?”に大きな要因がある。との趣旨の話しだったと記憶する。

 パネリストは「香山リカ」「伊藤 真」「ロニ-・アレキサンダ-」さん達。
 「伊藤 真」の話しもいつものながら説得力がある。“9条の政治的な意味を再確認しよう” “9条は(人間社会を変える)道具として使わなければ…” “権力者達の横暴を許さないために「主権者の力をつける」ことが重要だ”、と。

ロニ-・アレキサンダ-さんの話しで特に記憶したいこととして、現代社会を“暴力の文化”という。なるほど、“暴力の文化”か。

◆減少が止まらない子どもの出生率。
 東京の1面記事に「貴重な子ども最小1725万人」とある。総務省が4日に発表した人口推計によると15才未満の子どもの数が過去最小を記録した、という。
 人口比で13%、“世界最低”だそうだ。
 私は以前にも書いているが、この原因は支配層の“世界観”というか“人間社会の在りようという哲学の欠如”にあると言わざるを得ない。 財界のトップ層がいまの利益しか眼中にない! その財界の政治部が自民.公明という構図が変わらないのだ!。少なくても「日本」という国の30年、50年先の在りようを構想し、断固としてその理想を追求する政治家がいない。支配層の貧困は犯罪的だ!
 

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