江原ひであき

新社会党

11月08日(日)。 遠ざかる「核放棄」。 新聞から。 館山戦跡。

2009-11-08 | Weblog
11/08、 薄晴れ。

◆遠ざかる「核放棄」――東京の社説に異議あり。
 東京が社説で“最近、北朝鮮が周辺国に対話を求めて動き出した。問題は六カ国協議復帰・核放棄につながるか?だ”と言っている。さらに、北朝鮮が「八千本の使用済み核燃料棒の再処理を成功裏に終えた」ことを明らかにしたことに対し、“対話攻勢の効果が表れない焦りか?”とも言っている。
 こうした状況に対して、“米国は「非核化を実行しない限り制裁は緩めない」。韓国の李明博政権も「核放棄」が対北本格支援の条件。鳩山首相も非核化に「不退転の決意」を表明している。”
 問題は六カ国協議をはじめとする対話により金総書記が最終的に核放棄を決断する可能性があるかだ、と言っている。さらに、社説は言っている。北朝鮮の核計画が露呈した第一次核危機から約20年、この間、周辺国はいろいろな見返りを出したが、結局は核実験を許してしまった。北朝鮮の「サラミ戦術」に乗せられた、と。 そして、結論づけて“周辺国は今後の交渉に臨む場合、「核放棄に向けての具体的、実質的な進展なしに、見返りを出してはいけない。現体制を維持強化するするような支援はもってのほか」。これまで失敗を続けた対北交渉の教訓です。”と言っている。

 私は“異議あり”だ。このような発想に基づく(圧倒的な軍事力を背景)力づくの外交が北朝鮮に核兵器を開発.保有させてしまったのだ。
 そんなことは、世界大戦やその後のアメリカの暴力行使を見れば、自分達の存在(意思)を認めさせるにはその暴力に対抗できる「力」を持つしかないではないか。ベトナムとイラクやアフガンなどを見れば明らかだ。
 アメリカは常に敵を造り出し戦争をし続けないと自らの国家体制が維持できない?国になっている。そんな野蛮国の言うことを鵜呑みにできるはずがない!。  北朝鮮に本気で核を放棄させたいなら、沖縄や日本本土の米軍基地を返還することだ。そして、それぞれの国の体制を尊重することだ。
 鳩山政権が本気で日米対等や東アジア共同体の構築をめざすなら、アメリカや韓国にそう言うべきだ。
 戦後65年近くも他国の基地があること事態が異常ではないか。このままでは、日本支配層は100年経っても対米従属から脱することはできない。

◆新聞から。

◆「館山戦跡を学ぶ旅」