愚ダメ記、真誤付き、思い津記

日記?趣味?妄想?

台風8号

2020-08-26 | 日記

昨日、ベランダに張っていた日よけシートが風にあおられ、紐が千切れそうだったので取り込んだ。今日の風もさほど強くは無いものの時折り吹くやや強風は収まらず、日よけは外したまま。多分これは台風8号の影響だと思い、インターネットの気象情報で8号の位置を調べた。台風8号がバービーという名だと知ったが、同時に”大型台風”という形容詞にびっくり。いつの間に、大型台風になったのか?

 気になって少しさか上って記事を探すと、22日は台湾付近にあり990 hPaだったことが分かった。さらに24日、沖縄付近では985 hPaだったのに、昨日も台風は発達を続けて26日には950 hPaになっていた。もう九州よりも北、島根県と同じ緯度くらいまで北上して東シナ海から黄海に入ろうというのに、発達中なのだ。すでに日本近くの東シナ海は、台風を発達させる海になってしまっているというわけだ。かつては沖縄辺りを過ぎれば「勢力を弱めながら北上」と聞かされたものだが、もうそうではなくなっている。

 昨年も日本のすぐ南で誕生し、発達しながら房総半島沖を通り過ぎた台風があったが、今年も状況は変わらないという事である。8号は日本を外れたのであまり詳しく報道されていないが、本当はこの8号を見て危機感を高めるべき状況だろう。今後台風のコースがやや東寄りになれば、日本上陸寸前まで勢力を発達させ最大勢力で襲い掛かってくると考えなくてはならないからだ。もはや ”異常” ではなく、これが通常化していることをあらためて実感させられる。


虫の音

2020-08-25 | 日記

昨日・今日と続けて、夕方の公園を散歩した。ウォーキングと言うほどではないが、運動不足の体に多少の活を入れようというわけである。公園内はもっと積極的なウォーキング・ジョギングの人々が居て、気付かないうちに後ろから近づき次々に抜いていく。

 往復4Kmを目指し2km辺りで折り返すと、帰りは薄暗くなり街灯が灯っていた。往きの道では周りの雑木林から盛んに蝉の声が降り注いでいたのに、帰路は蝉が沈黙し「ここから我々にバトンタッチ」と言わんばかりに左右から秋の虫の音が挟み撃ち。秋たけなわに聞くマツムシ・クツワムシの声は聴き分けられるが、この夏の終わりに最初に鳴き始める虫が何かを知らない。今日まで一度もその名を知ろうと思わなかったことに、気づいた。おそらく一種類でなないのだろうし、これから種類が次々に移っていくのだろう。運動不足解消と言っても、ただ歩くだけでは気が進まない公園散歩、もしもそれが季節に沿う虫の音の移り変わりの聴き分けにつながるならば続けられるかもしれない。


ハイビスカス

2020-08-24 | 日記

今朝、ハイビスカスの花が咲いていた。今年3つ目、暑くなってからは初めてである。夏の窓辺に花があるというのは、何とも豊かな気分にしてくれるものだ。このハイビスカスは自分が此処に移ってから20年以上、ずっと毎年咲いてくれている。少し大きくなったので途中一度鉢を変えたが、あとは他は冬に中に入れるのと時々水をやるくらい。こんな程度で、良く20年も花が咲き続けてくれるものと感心する。土を替えると枯れそうな気がして、鉢をひと廻り大きくした時も周りの隙間に土を足しただけ。次の年に買ったもう一つのハイビスカスは枯れてしまったので、よほど最初の土との相性がよかったのだろう。

 この20年の間に、いろいろな花や植物に手を出しては枯らしてしまったが、ハイビスカス、ベンジャミン、マダガスカル・ジャスミンが一鉢ずつ今に生き残ってくれている。ジャスミンは(おそらく手入れが悪くて)あまり花を付けなくなったが、ハイビスカスだけは忘れていても、秋の終わりまでポツポツと花を付けてくれる。知らぬ間に咲いた花に気付く度に購入した日のことを思い出し、この家での20年を共に過ごして来た同士の健在に励まされる。


靴底洗浄マット

2020-08-23 | 日記

玄関に靴底を洗浄(消毒、と言いたいところだけれどそこまでは)を設置してみた。新型コロナウイルスのニュースに明け暮れる半年だが、その中で一時話題になった「Japan factor」。免疫に関係する遺伝子の違いとか、手洗いマスクの励行に比べればマスコミで大きく取り上げられなかった日本人の慣習に「玄関で靴を脱ぐ」「家外と家の中で履物を変える」があると思う。それに気付いたのは、フランスで暮らす日本人へのインタビューを聞いた時である。彼は手洗い・マスクに言及した後で「履物を変えることも大きいと思う」と付け加えた。確かにそうだと思った。短期間アメリカで暮らした時、アパートの床は靴で歩く設定になっていた。彼らは靴のままでベッドまで行くらしいが、自分には違和感がありドアの内側で部屋用のスリッパに履き替えるようにした。

 欧米諸国でのスキンシップの多さも感染拡大の大きな要因だと考えるが、感染が急速に広がった時期にはさすがにそれは避けているように見えた。しかし、ロックダウンした街の食料品店、バス・電車の床、道路など、その上を歩き回った靴の底にウイルスがくっついただろう。もし彼らの生活スタイルが変わっていなければ、その靴で部屋の中を歩き回り、時にその床に座り込む? 欧米スタイルのホテルのベッドに掛けてある布は何のためか、というクイズがあったが、靴を履いたままでベッドに寝転びそのベッドで寝ることもあるのだろう。欧米でも玄関で靴を脱ぐようになった、というニュースはまだ聞かない。

 実際のところ、それが「Japan factor」の一つだったのかどうか知らないが、手洗い・マスクと同じくらいに可能性があると思う。全乗客が去った後のダイヤモンド・プリンセス号で新型コロナウイルスが何処に多くみつかったか、という報告に「トイレの床」というのがあった。乗客がどの程度共通トイレを利用していたかは分からないが、共通スペースのトイレを使用した後で入念に手を洗ったとしても、通路ではマスクをしていたとしても、部屋に戻る靴底にウイルスが付いていたのでは防御は片手落ちになってしまう。

 床や廊下でのウイルス検出についてそれ以外はあまり聞かないが、飛沫が下に落ちる話は度々取り上げられる。「2m離れていれば、飛沫は下に落ちて相手に届かない」と。「下に落ちる飛沫」は通路・廊下・道路・電車の床などに落下しそこにウイルスが存在するわけだから、その上を歩けば靴底にある程度くっつくのでは? 仕事や買物で歩き回って帰宅した時、日本の家庭では靴は玄関に置き去りなので靴底のウイルスは部屋に持ち込まれないで済むが、もしそこにウイルスが付いている可能性があるなら、それを洗剤で多少とも殺すことができればもっと良いではないか。

 洗濯用洗剤や食器洗い洗剤でウイルスのエンベロープが壊れるのだという。衣服に付いたウイルスは洗剤で選択すれば殺せるという。玄関にマットを置き普段使う洗剤を浸み込ませてやることは大してお金も手間も掛からないわけで、それで感染リスクが少し下がるなら「やらないよりは、とりあえずやっておこう」と考えた。さして人口の多くない地方の町にもあちらこちらで感染が持ち込まれていると報道され、秋から冬に掛けてはさらなる拡大の恐れありとも聞かされる。いずれは自分の町にもやってくるものと覚悟して、まずは練習がてら多少の抵抗に取り掛かる。

 


遠雷を聞くも、夕立なし

2020-08-22 | 日記

午前中、知り合いから渡り鳥の情報が入った。5月に北へ見送った鳥が、まだまだ暑いというのに南への旅路の途中だという。確かに夏至を挟んで大体同じくらいの月日が経ってはいるが、それにしてもこの暑さの中「北の涼しい繁殖地でもう少し過ごしても良いのじゃない!?」と声を掛けたくなる。

 せっかくの情報なので写真でも一枚、と思って昼近くに出掛けた。鳥を確認しつつ一回り・・と歩いていると、空の上から「ドドド、ゴロゴロゴロ」と懐かしい音が聞こえて来た。見上げると、遅まきながらの入道雲。見ているうちに雲の頂上が膨らみ、形が変わっていく。夏前の梅雨前線の雷は何度も聞いたが、青空の下で聞くこの夏初めての「入道雲からの遠雷」だ。「お父さん、あの音何?」と近くにいた子供が父親に尋ねたが、その答えは聞こえなかった。自分の子供なら「入道雲の中で雷さんが太鼓を打ち鳴らし、夕立の到来を教えているんだよ」とでも言っておこうかと、ふと浮かんだ。「親切な雷さんが、早く洗濯物を取り込まないと濡れちまうぞ!と、お母さんに知らせてくれているんだよ!」と。

 狙いの鳥は木々に隠れて撮ることできず、入道雲は大きすぎて画角をオーバー。何も撮らぬまま、薄暗くなって来た空の下を自宅に戻る。しかし、結局、遠雷だけで夕立は来ず。夕立がくれば庭に水を撒かずに済むと心待ちにしたのに、気付けば崩れた雲の後姿を夕陽が照らすだけ。熱く乾いた庭の土に延びるホースを仕方なく持ち上げ、人工雨で冷やしてやることにした。