今朝、ハイビスカスの花が咲いていた。今年3つ目、暑くなってからは初めてである。夏の窓辺に花があるというのは、何とも豊かな気分にしてくれるものだ。このハイビスカスは自分が此処に移ってから20年以上、ずっと毎年咲いてくれている。少し大きくなったので途中一度鉢を変えたが、あとは他は冬に中に入れるのと時々水をやるくらい。こんな程度で、良く20年も花が咲き続けてくれるものと感心する。土を替えると枯れそうな気がして、鉢をひと廻り大きくした時も周りの隙間に土を足しただけ。次の年に買ったもう一つのハイビスカスは枯れてしまったので、よほど最初の土との相性がよかったのだろう。
この20年の間に、いろいろな花や植物に手を出しては枯らしてしまったが、ハイビスカス、ベンジャミン、マダガスカル・ジャスミンが一鉢ずつ今に生き残ってくれている。ジャスミンは(おそらく手入れが悪くて)あまり花を付けなくなったが、ハイビスカスだけは忘れていても、秋の終わりまでポツポツと花を付けてくれる。知らぬ間に咲いた花に気付く度に購入した日のことを思い出し、この家での20年を共に過ごして来た同士の健在に励まされる。