愚ダメ記、真誤付き、思い津記

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雪だるまが解けた

2021-01-14 | 日記

先週作った雪だるまが解けて崩れ、雪の塊りになった。ベランダの雪が隅っこを除いて完全に解けて乾いた中に、そこだけ小さな雪の山が残り目鼻に使った木炭の欠片がバラバラに散らばっている。いつもなら2日くらいしか持たないところを、作ってから5日目までその痕跡が残っているというのは、それだけ雪と寒さが続いたということ。雪だるまや雪うさぎは、作った作品そのものよりも解けて崩れて行く姿に心惹かれる。

 お盆の上に水溜りと赤い木の実・葉っぱが二つずつ、崩れて解け残った雪だまりに少しずつ形の違う炭が六個。それぞれ、作った時の楽しみを覚えながら祭りの後のような物悲しさ、それ以上に、形あるものが壊れて消えて行く運命や哀れさみたいなものを感じさせる。散らばった炭の欠片を見ていると、雪だるまが何か言い残して消えていったような気さえしてくる。そんな気持ちで見ていて、その欠片の散らばり方を占いに使えないか? などと妄想してしまった。コロナ禍の稀有の積雪で作った雪だるま、その雪だるまはこのコロナ禍の行く末をどのように占い、語っているのだろうか?