先月、車の前輪は自力で冬タイヤに交換した。今日は晴れているので寒波の来る前に後輪も変えておこうと思い、昼頃まで天気の様子を見ていた。だが、いざとなって面倒臭くなり車屋に電話、夕方開いているというので結局は怠惰心に負け楽な方を選んでしまった。ついでに以前交換した前輪の空気圧もチェックしてもらう、という自分への言い訳もちゃんと用意した。どちらにしろ、これで雪が積もっても仕事で遠出もできることになる。雪国から離れて長くなると、年に一度取り出すチェーンや脱出用（雪に埋もれた時）道具などの置場を忘れ、すぐに探し出せない。シャベルまで持つことはさすがに無いが、積雪の予報を聞くとそんな一切の装備をいつも後ろに積み込んで走った頃が懐かしく思い出される。
車屋さんに行けば、やはり「何か新車への買い替えを考えては？」と聞かれてしまう。向こうも商売なので当然だが、ガソリン車を無くすという政府の方針を聞いた以上、もうすこし電気自動車や燃料電池車の動向を見てから考えたい、という答えにならざるを得ない。実際、「巷の車屋さんの言葉に、そろそろガソリン車が消滅しそうだと感じるようになるのはいつの頃になるだろうか」など考えながら、４輪冬タイヤに換えた車で帰宅した。雪道走行にはトルク制御が大切で、マニュアルからオートマチックに換える時は「半クラッチができない」ことに不安を感じた。この先、自分が雪道を電気自動車で走ることがあるかどうかは分からないものの、次は電気モーターの回転数/トルクの関係性がガソリン車とどう違うのだろう？などと気になり始め、ガソリン車⇒電動車への転換が妙に現実的に感じられた。