愚ダメ記、真誤付き、思い津記

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雪だるま

2021-01-09 | 日記

3日続の積雪、昼間の降雪も3日目に入った。東北に居た時は当たり前だったが、ここに移ってからは初めての経験。庭やベランダは朝20~30cmの雪が積もっていたが、昼間に気温が少し上がったせいで屋根の積雪(やはり25cmくらい?)が落下し、ベランダに80~90cmくらいの雪の山ができた。

 せいぜい「雪うさぎ」を作るくらいの積雪しかないここで、せっかくの「大量の雪」である。これは雪だるまを作るしかないと考え、寒さに凍えながら挑戦。ただし、雪を転がせば大きな玉ができるという考えは浅はかで、気温の低さからか雪がくっつかない。仕方なく両手ですくった雪を固めるが、力を入れるとバラバラに砕ける始末。思ったような大きな雪だるまは作れず、やっと直径50cmくらいの胴体の上に半分くらいの直径の頭を載せて木炭の目鼻を付け、完成した。

 やはり雪の少ない所にいた子供時代、10cmほど積った雪に喜んで近所の子供が集まり、雪の球を転がして土だらけの雪だるまを作ったことを思い出した。その珍しい光景は、親父が写真に撮っていた気がする。うんざりするほど雪がある雪国暮らしでは自分も含め周りの誰も雪だるまなど作らなかったし、雪だるまを作る子供を目にすることもほとんど無かった。数十年ぶりにこの手で作った雪だるまはベランダの雪の山を解消するに至らなかったが、真っ白な雪の山の横に鎮座しているとそれなりにさまになった。おそらくこのような機会は今後もう無いだろう、つまり生涯で最後の雪だるまかも知れないなどと思いつつ、暗くなり始めたベランダの雪だるまと街灯りを記念写真に収めた。