先日の「お菓子づくり教室」はスコーンとクレープです。
クレープに塗ったカスタードクリームには、本物のバニラ
ビーンズを使い、かすかな本物のバニラの香りが
良いです！
懸命に作業をしていると時間の経つのが早く、紅茶と
自分の作ったお菓子の試食がまた楽しみです。
これは趣味で作り、形がいびつでも、味に難があっても
ご愛嬌ですが、営業となるとこうは行きません。
形、味は勿論のこと、原価計算をしなくてはなりません。
小麦粉、卵等の原材料、紙袋等の包材費、人件費、家賃等
諸々の固定経費、損益分岐点を計算して利益を生み出して
いかなければなりません。
パテシエが作る店頭に並んだ美しいケーキにもそんな
営業手腕が問われます。一生懸命に作っても採算割れ
では店の存続はあり得ません。
景気低迷の厳しいご時勢、安くて、安全で美味しいは
当たり前、やはり、こだわりの品々で他社との差別化
をはかるしかないのではないかと思います。
行列の出来るお店も一過性のものではなく、長く愛される
老舗には先代、先々代とその意志を頑なに守ったそれなりの
理由があるのではないかと云う気がします。
商品の品揃え、価格、店の設え、接客、立地条件等
総合判断して、客は数ある中から、その店を選ぶのでは
ないでしょうか・・・
お店を閉める所が多く、人影もまばら、さびれた商店街を
目にし、なんとかまた元の活気を取り戻して欲しいのですが・・・
お菓子は甘いけど、現実はそう甘くないですね！