昨日、友達の知人宅に行ってきました。
家に入るとすぐ、目に入ったのが、大きな水槽で
悠然と泳ぐ熱帯魚のアロワナです。
テレビのドラマでし見たことことがありません。
一匹数十万円する高価な熱帯魚、それが別々の水槽に
2匹もいるのです。(2匹一緒には出来ないらしい)
一定の温度を保ったり、水の浄化も必要で、電気代も
餌もばかにならないとのことでした。
その家の主の老婦人に飼っている理由を尋ねたら、
それは今年病気で亡くなった、ご子息の形見
なのだそうです。
水槽の前には餌の与え方、水位などの分かりやすい
文字で書かれたメモが貼り付けられてありました。
釣りが好きだった、かつての、この家の主が、闘病生活の
傍ら、そのアロワナを見ては、癒されていたのでしょう・・・
「子供の形見として、育てて行きたい」としんみり話す
老婦人の言葉に、我が夫も釣りが好きで、その姿を
重ね合わせ胸に熱いものがこみ上げて来ます。
「キウリの漬け物と取れたてトウモロコシ
ご馳走さまでした!とってもおいしかった!
これからもお元気でね!」
最後に仏前に線香を手向け、ご冥福を祈りながら、
おいとましました。
思い出はいつも、美しく、ちょっと哀しく、心のたんすを時々
開いてはなつかしんでいます!