お仕事ブログ

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2012年10月19日 | Weblog
いま、友人に選んでもらった映画を見てるところ。
クリント・イーストウッドはハニーフラッシュ時代によく見ていて、あれはボンキュッボーン……。
間違えた。ダーティハリー時代によく見ていて、ドン・ガン・バーンだった。暴力が理屈を上回るという当たり前の摂理を知った、印象的な映画でした。懐かしいな。

このところ、ゆえあって昔の将棋雑誌や本を片っ端から読んでいます。その故は将棋検定のため、とかだったら殊勝なんですがそんなこともなくて(まあ、検定は受けますけど)。
自分がささやかながらやらせてもらってるから分かる感覚として、一冊の本という単位では当たり前のこと、ひとつの記事、ひとつの言葉を引き出すためにどれだけの労力が掛かっているかがよく伝わってくる。人間関係があり、企画がある、取材があり、執筆があり、編集があり、印刷があり、配送があり、書店の作業もある。もちろん記事を書かれる側の気持ちもあるし、読者の求めるものもあるし、利益の追求だって立派な仕事だ。
今日だけで10年分くらいの将棋世界を読んだけれど、押し寄せる情報量に将棋酔い。いくらか予備知識があるから、右に左に意識を振られてグロッキー状態。あんな濃いものを速読でどうにかしようたってダメだダメだ。

ミリオンダラーベイビーは、いまマギーが病院に担ぎ込まれたところ。いろんなことは想像できるし、たぶん9割はその通りになるんだろう。でも物語は残りの1割が全ての価値を決める。もうひとつ言えば、物語なんてものに実体はない。あるのは作用だけ。
さてさて、どうなることやら。予想が裏切られるといいな。