お仕事ブログ

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本のことなど

2012年03月15日 | Weblog

(なんだ、どっかで見たようなのがあるな)


(こ、これは新版5手詰ハンドブック!


(むーん、むーん)

うちの猫(メス3歳・4キロ)は21番でひっかかっていました。
あとこれは手前味噌になりますが、僕も編集をやらせてもらっている将棋講座テキスト4月号はなかなか面白いですよ。以下は見どころ。

・「野月浩貴のイチ押し初級アカデミー」。これは本気の初級向け講座です。駒の動かし方から復習したい人、もう一度「指す将棋」にチャレンジしたい人におすすめ。

・NHK杯はベスト8の4局。木村一基八段の自戦記があります。いつも陽気でサービス精神旺盛な木村さんとはちょっと違う、憂いのようなものが鼻の奥にツンと来てジンジンしちゃう感じです。

・新連載「棋士道」。将棋界は師匠が弟子をとり、その弟子が師匠になるという繰り返しで歴史、文化が作られてきました。それが棋士の作ってきた道であり、続いてほしい道。第1回は神吉宏充七段に、内藤國雄九段とのお話を書いていただきました。とってもいい話。

・もうひとつの新連載「棋戦プレイバック」。これまでは全棋戦を網羅していましたが、速報性ではネットや週刊将棋には敵いません。なのでスピード勝負はせずに、多少時期をずらして回顧するというのが企画意図です。時間が経過したからこそ話せること、見えてくること。速報記事は勝者の言葉が残りやすく、敗者には目が向きにくい。だから原稿をお願いする際に編集部は「負けてしまった棋士に強めのスポットを当ててほしい」という要望を出しています。4月号は渡辺-丸山の竜王戦七番勝負を、読売新聞の西條耕一記者に書いていただきました。

・僕の連載「渋谷系日誌」は一周年。▲羽生-△郷田戦、▲渡辺-△菅井戦の裏話を書いています。きっと岩根さんの連載の次に、気構えることなく読めるページだと思います。

・付録は「NHK杯 伝説の名勝負~加藤一二三旋風編~」。次の一手形式で振り返るのですが、今月は第20回から29回まで。加藤九段にご自身の将棋もそれ以外の将棋も、いいとこどりコメントつきで解説してもらっています。当時のこと、盤を挟んだ名棋士との思い出など。たとえば第3問の▲大内-△加藤戦のコメントはこんな感じ。
「若いころの中原さんが対大山戦にいい成績を挙げていたのは急戦で作戦勝ちしていたからです。今思えば、私も大山さんに対してもっと棒銀を使えばよかった。それなら作戦負けすることもなかったはず。本局は得意の棒銀で大内さんの振り飛車に完勝した一局です」。
いいですね、これでこそ加藤先生。

ほかにも面白い記事がてんこ盛りなので、まずは立ち読みからでも。気に入ったらレジに持っていってください。かの将棋世界と比べたらページ数も内容もライトですが、お値段も530円とリーズナブル。一度手にとってもらえたら嬉しいです。
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2月のこと(2)

2012年03月09日 | Weblog
現実逃避にいそいそと部屋の掃除をしていたら、10代前半のハッシーの写真が出てきたでござる。
というわけで2月のこと、続きです。

【6日】
棋王戦第1局の移動日(新潟→東京)。タイトル戦の帰りはだいたい疲れていて、移動中はほとんどみんな寝ています。
僕は新聞観戦記担当で郷田さんの隣のグリーン車の席を取ってもらっていたのだけれど、隣に誰もいないほうがよく眠れるかなとか思って指定席に変更しました。
あとで木村かずきさんに聞いたら、「郷田さんの隣にすぐ、関係ないオジサンが座っていたよ」とのこと。なんだよ意味ないじゃん。でも郷田さんはよく寝ていたそうです。知っている人が隣だと気を遣いますもんね。まあ良かったか。

【7日】
日中は家で勉強。プロ棋士は勝つために勉強しなきゃいけない。伝える側の記者はプロ棋士の将棋を理解するため、そして勝ち負けで縛られているプロ棋士の視点とは違う切り口を模索するための勉強が必要。基本言語があって、そのうえで流行語がある。流行語だけうまく使えても、一皮むいた先の込み入った話は出来ない。基本が基本。
夕方から将棋ペンクラブの新春対談で、木村晋介先生の事務所に伺う。対談なんて恐れ多いと一度日程を理由にお断りしたのだけれど、予定日を動かすと言っていただいて受けがなくなりました(笑)
対談の内容はほぼ観戦記に関することに絞られています。椎名誠さんの「あやしい探検隊」のパンツ1号、2号とかにアレな自分としては、木村先生はレジェンドです。自分の拙い話に合わせていただいて、恐縮至極、魚の目鰐目です。
対談の出来上がりを読み直すと僕が自分のことを話しすぎている感じがしますが、これは小物だからです。すみません。修行します。

【8日】
記憶にないのですが、おそらきゅ原稿を書いていたと思います。


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2月のこと

2012年03月01日 | Weblog
あけまして3月。そろそろ2月のことを書きます。

【1日】
A級順位戦ラス前の観戦記。担当したのは▲渡辺竜王-△丸山九段戦。終盤に丸山さんが額と後頭部に冷却シートを貼り、しばらく後にそれを忘れて目薬をさそうとして後頭部の冷却シートが落ちそうになっていた。周到な丸山さんらしくないこういう場面も勝負の機微を表している感じがしたけれど、うまく盤上の動きとリンクさせることが出来ず、書かなかった。リアルタイムで動くネット中継なら書くけど、一度素材を持ち帰る観戦記では書かない。結局、冷却シートの話そのものも書かなかった。
終了後に渡辺さんと村山さん、それに後から合流した大川1号さんと軽く飲み、午前3時くらいに解散。事前に近くで桜木記者と銀杏記者が飲んでいると聞いていたので電話するも繋がらず。小石を蹴りながら家に帰り、少ししたら電話がかかってきた。どうもA級ラス前、ラスに行くいつものあの居酒屋にいたらしい。なんだ、そこの前通ったのに。まあ巡りあわせですな。

【2日】
前日の将棋の原稿の整理、および別件バウアーの原稿の仕上げ。思い返してみると2月はよく本を読んだ。何を読んだかは恥ずかしくて誰にも言えない。

【3日】
この日はよく覚えてないんだけど、スケジュール表を見るかぎりでは渋谷のNHK将棋講座テキスト編集部に行った感じ。そしてバリバリと仕事をしたらしい。誰かと飲みに行ったとかなら覚えているんだけども。記憶力がやばい。

【4日】
棋王戦第1局の観戦記で新潟へ。新潟市内で雪が積もりまくっているのはめずらしい。夜は古町の有名なお蕎麦屋さんに連れて行っていただいたものの、行ってみたら違うお店にジョブチェンジしていた模様。でも新しいお店もおいしかったです。

【5日】
観戦記のお仕事。棋王戦はニコ生で中継していて、ときどき対局室の様子も映し出される。自分が盤側に行ったら「あいつは誰だ」とか「不審者が入ってきた」とか指名手配されて、丸裸にされたあげく罵詈雑言を浴びせられるのかと心配したけれど、まあこちらも仕事なんでね。終盤は気にせずに入りました。一応こっちも人間なので、今後ともお手柔らかにお願いします。ニコ生と相性がいいというのは将棋界にとって僥倖かもしれないし、お互いに節度を守ってうまくやっていければいいと思います。

あまりたくさん書くと疲れるので、ひとまずここまで。基本的に能力が足りなくて気持ちに余裕がないから、時間に追われる感じがしちゃうんです。たぶん近いうちに続きを書きます。

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