筑西の里山 五郎助山&丸山 スタッフブログ

「NPO法人里山を守る会」のスタッフが、行事予定、活動報告、里山の自然など、旬な情報をお届けします。

春の植物観察会  part2

2015年06月05日 | 自然体験活動

茨城県自然博物館の

小幡和男先生を講師にお迎えしての植物観察会。

 ヤマボウシ

コナラ,クヌギ

全体の流れは前回ご報告した通りですが,

今回は観察した植物の中から

特に面白かったものについて特集します。

 

<観察した植物>

ヤマボウシ,ハナミズキ
クヌギ,コナラ(芽生え)
ハルジオン(春紫苑),ヒメジョオン(姫女苑)
コモチマンネングサ
ミント
ハス
オオカワヂシャ
クサノオウ
アメリカフウロ
カラスノエンドウ
ドクダミ
クモキリソウ
ヤマウグイスカグラ
クサイチゴ  など

 

 

<ハルジオン(春紫苑),ヒメジョオン(姫女苑)>

写真を撮りそびれました

道端でよくみかける草ですが,

見分けるのに少々苦戦します。

小幡先生に教わった見分け方

1 咲く時期 
    ハルジオンは春,5月いっぱい
    ヒメジョオンは春から10月

2 葉っぱ
    ハルジオンは茎に巻きつくようにつく
    ヒメジョオンは巻きつかない 

3 茎の断面
    ハルジオンは空洞あり
    ヒメジョオンは空洞なし 

ハルジオンで,紫がかった花が咲くものをみかけますが,

それで名前が春「紫」苑なのかな?

    
<コモチマンネングサ>  

池の端から黄色い小さい花をつけた草を抜いてきた小幡先生,

「これをよく見て,何か気付いたことある?

小さいお子さんからすかさず

「おまめ~~~」の声。

よく見てます。

すごいです。

確かに小さな葉っぱの上に

豆のようなものがついています

これ,この草の赤ちゃんで,

ポロッとこぼれて地面に落ちると,

芽が出るそうなんです。

かわいいですね。

繁殖しすぎると草取りに苦労しますが…

 

<ハス>

真夏にトンボ池を彩るハナバス

その葉っぱを1本切ってきた小幡先生,

葉っぱの上に池の水をかけて葉っぱを揺らしますと,

あら,不思議。

水が塊のようになってころころ転がり始めました。

 

「つかんでごらん」

本当に手でつかめそうにまとまって動き回っています。

 

小幡先生が拡大鏡で覗くと,

葉の表面に細かい毛がびっしり生えているということでした。

ハスの葉をモデルにして

防水の服を開発しようとしているところもあるそうです。

 

茎の断面も観察。

「茎を切るとどんな形が出てくると思う?」

 「レンコンだ~~!」

ほんとだ!レンコンの断面と同じ形。

 

そして,茎の中から空気が出てくるようで,

次々に泡ができては,はじけていきました。

 

時には繁りすぎてスタッフを悩ませるハスですが,

じっくり観察すると不思議で面白いです。

 

<オオカワヂシャ>

今年,池に大繁殖中。

 

水色できれいですが,

特定外来生物だそうです。

冬に池を干しあげて護岸整備をしたので,

広がっちゃったかな?

 

「クサノオウ」以降はpart3でご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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