【タチツボスミレ・立坪菫】スミレ科スミレ属
ここを、個人的には「冬スミレの丘」と呼んでいます。
寒空の下でスミレが咲いてくれるところですのでね、「冬スミレの丘」と呼ぶことで、他とは違う特別な場所に格上げしております。
フライング気味に咲いているスミレにはときたま出会うことはありますが、ある程度の花数(群れてとはいいません)を見かけるのは、ここ以外ではありません。
年も押し迫った今時分になって、スミレを紹介出来るの嬉しいですね。
春に咲くスミレとは違い、儚さや淋しさ、侘しさすら憶えてしまうのは仕方のないことですが、健気で可憐であることに違いはありません。
毎年膨大な量のスミレの写真を撮りますが、ここ2年はほとんどアップすることなく眠っています。
来春こそ、スミレコレクションをご披露したいですね。
冬スミレは、昔からゴローさん同様、季節外れの風情に歌人がよくうたに詠んだようですよ。
そんなコラムが掲載されておりましたか。
歌人たちにとっては、格好の素材なんでしょうね。
昨日もスミレが咲いているのを見つけましたが、ホンワカとした気分になりますね。
それにしてもこんなに咲いているなんて。
地面が暖かいのかしら。
タチツボスミレは近所でも毎年春に咲く姿を
そこここで見られますが、冬に、しかもこんなふうに
まとまって咲く姿はどこにも見られません。
ほんとの「丘」だったら、もっと素敵なんですけどね。
実際は、土手です(笑)。
陽当たりはいいところです、ほぼ1日中当たってますので。
私のフィールドでも、冬でもこんなに纏まって咲いているのは、ここだけですよ。
ただここのところの寒さですのでね、そろそろ姿を消してしまうかもしれません。
春いちばんに咲くのも、この場所なんですよね。