【シジミバナ・蜆花】バラ科
もっとあってもいいと思うんだけど、なかなか出会えないのがシジミバナです。
マイ花マップには数ヶ所の登録がありますが、満足度の高いシジミバナの木に、ようやっと巡りあいました。
ユキヤナギが盛りの時期に入り、白い固まり花の姿をみせてくれる頃、シジミバナの開花が始まります。
おじさんの花フィールドではと、断りを入れておきましょう。
八重咲きのユキヤナギだと思ったことや、名前の不憫さについては、各サイトでいわれています。
おじさんんも同じ意見でした。
緑がかった小さな白い花は、なんとも可憐です。
バラ科の花だということは、蕾や咲き始めの姿を見れば頷けます。
花柄はユキヤナギよりも長く、ぶら下がったように咲いているのが目立ちます。
ユキヤナギよりも花数が少ないせいもあるのかな。
中国原産の落葉低木で、耐寒性にも優れています。
日本には江戸時代、長享(1487-88)の頃にやってきて、観賞用の庭園花木や盆栽、切り花としても用いられていたようですよ。
日本にやってきたときは「ギョクリュウ・玉柳」と呼ばれていましたが、その後「ギョクセン・玉屑」「ハゼバナ・爆花」などとも呼ばれたこともあるそうで、今では「シジミバナ・蜆花」に落ち着いてしまってます。
蜆貝(の中身)に似ていますかね?
白くてふっくらとしたところですか?
当初の玉柳に比べると、イメージが悪くなっているような気がするんだけどな。
シジミバナだと主張したかたの声が、余程大きかったのかな、ブツブツ・・・
「コゴメバナ・小米花」との別名もありますが、今だとコゴメバナはユキヤナギの別名ということになっているようですよ。
花頭がくぼむように咲く姿から、原産地の中国では「エクボバナ・靨花」と呼ばれています。
中国名そのままでよかったんじゃないかと、そう思いませんか?
なにも蜆の内臓に見立てなくてもね。
エクボバナのほうが、数倍しっくりします。
雄シベも雌シベも退化してしまい、種子は出来ません。